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こくしかんこうとうがっこう

国士舘高等学校

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国士舘高等学校出身の有名スポーツ選手

権田 修一選手 プロフィール

権田 修一選手

サッカー選手(GK) 清水エスパルス所属 日本代表GK

PROFILE

1989年3月3日生まれ。東京都出身。スポーツ一家に生まれ、3歳の時に母の勧めでサッカーを始めた。小学校時代は川崎市の少年サッカークラブ(さぎぬまSC)に所属し、GKとして川崎市選抜、神奈川県選抜にも選ばれた。中学に進学するとFC東京のユースチームに入団、2003年のクラブユース選手権では優勝も経験した。2004年にはU-20日本代表に初選出された。国士舘高校に進学後の2007年からは高校に在学しながらFC東京のトップチームに正式加入、2009年の開幕戦で公式戦デビューをし、プロ初タイトルとなるナビスコカップの優勝にも貢献した。この年A代表にも初招集され、2010年1月に国際Aマッチデビューを果たしている。2012年にはU-23日本代表にも選出され、ロンドンオリンピックではベスト4入りに貢献した。その後2016年1月からオーストリア・SVホルンに期限付き移籍をし、期限終了後には帰国しサガン鳥栖へ移籍。2019年1月にはポルトガルのポルティモネンセSCに移籍し、再びヨーロッパに活躍の場を移した。2021年からは清水エスパルスに完全移籍、そして2022年のカタールW杯では日本代表のGKとしてフル出場しベスト16に進出、日本のゴールを死守する活躍に日本中が興奮。日本の守護神として今後も活躍が期待されている。

権田 修一選手の学生時代は・・・

学業にサッカー、今できることを精一杯やりたかった

権田 修一選手写真
 僕は小さい頃から活発で、とにかく体力が有り余っていたのか夜もなかなか眠ってくれない子供だったそうです。そこで当時通っていた幼稚園にサッカークラブがあり、サッカーで疲れたら夜はしっかりと眠るんじゃないかと思い、始めさせられたのがきっかけでした。実は父がバスケットボールの選手だったので、本当はバスケットボールをやらせたかったようです。だから幼稚園にサッカークラブがなければ、今も違った人生だったかもしれません。ただ当時からサッカーがとにかく楽しくて、小学生になって地元の川崎市内にあるサッカークラブに入ってからも練習が大好きでした。練習がない日でも雨さえ降らなければ外を走り回っていました。そして小学校6年生の時、FC東京のジュニアユースチームの試験に受かり、中学に入ると電車に乗って毎日ジュニアユースの練習に通い始めました。
 ジュニアユースチームに入って変わったことは、新しいチームメイトができ新鮮な気分だったし、何よりトップチームと同じユニホームを身につけているという責任感が生まれたことです。中学生でありながらFC東京の一員であるというプライドや責任感を背負った気がして、チームとして試合にも負けられないし、「楽しい」の先に見える、感じるものがありました。また学校での態度や練習に通う時でも、常にチームのプライドを背負った行動をすることを強く教わったのも中学時代でした。ジュニアユース時代は、練習はもちろん海外遠征なども始まり学校との両立は大変になっていきました。中学時代に自分で決めていたことは、授業中は絶対にノートをとることでした。海外遠征とかで授業に出られないことも増えてきたので、高校進学のためにも授業をしっかり受けることが当時できる精一杯だったんです。練習は夕方から夜遅くまでなので、家に帰ると食事をして眠るだけの毎日でしたが、授業では居眠りも我慢していました。でもサッカーとの両立がもっと大変になったのは、高校生になってからでした。

現役高校生でJリーガーに、そしてついにW杯のピッチへ

プロになり一番の変化は、サッカーに対する覚悟だった

権田 修一選手写真
 国士舘高校に進学後もユースチームに所属していたので、練習の他にも合宿などがあり、今度は学校に通うことも難しくなっていきました。特にトップチームの練習に帯同し始めた2年生からは通信制に変わり、一日のほとんどをサッカーに使うようになりました。それでも通信制の課題をクリアするためには、午前中はチームの練習をして終わると家に帰り勉強。分からないことがあると他の生徒が帰った放課後に学校に行って全日制の時の先生に教えてもらうことも多く、今でも高校の先生には本当に感謝しています。
 国士舘高校に在学しながら正式にトップチームのメンバーになりました。当時の僕にとって一番の変化は、サッカーに対する覚悟が生まれてきたことです。トップチームで強く感じたのは、サッカーが仕事になったこと。プロの選手として生活をかけて練習やプレーしていくことでした。これまでの学校とサッカーの二足ではなく、100%がサッカーになる。そんな覚悟を持ち始めたのはこの頃でした。トップチームに昇格後もGKとしてベンチ入りはしていましたが、公式戦デビューは2009年でした。同時にA代表として初招集されたのも2009年、そして2010年の1月に国際Aマッチデビューをしました。
 初めて海外のチームに移籍したのは2016年、オーストリアのSVホルンです。ヨーロッパのチームでプレーをして感じたことは、日本は時間感覚をはじめ正確性が守られていることです。練習でもなかなか揃わなかったりしますから。でも、ここ一番という場面での集中力はすごい、オンとオフの切り替えが上手だと感じました。またプレーでは強度や、攻めに行くときの迫力は日本人にはないものがあると思いました。ただ今回のW杯ではヨーロッパのチームに所属している選手も多く、経験値は確実にプレーに出ていると思うし、日本チームの強さにもつながっていると確信しました。
 2022年カタールW杯は僕にとっても感慨深い大会になりました。特に今回は日本チームの一体感が決勝トーナメントに導いたと思っています。また試合に出られなかった選手や途中交代を余儀なくされた選手まで、ベンチにいる全てのメンバーが一緒になって戦った国は他にはありません。そんな中でスペイン戦に勝って決勝トーナメント進出を決めた瞬間は、一番印象に残っています。GKとして正直ホッとしたし、みんなで成し遂げたんだという達成感があの時のスタジアムにはありました。ただベスト16でクロアチアに負けてしまい、もうひとつ先の最高の景色を見られなかったことが悔しかった。でも再びあの瞬間を経験し、新しい景色を見たいと思うからサッカーを辞められないんです。

権田 修一選手からのワンポイントアドバイス

瞬発的に反応できるための、重要なウォーミングアップ

権田 修一選手写真
 父がバスケットボールの選手だった影響もあり、僕も小さい頃から手でボールを扱うことが得意だったし好きだったんです。だから小学生の時にGKをして褒められると嬉しくて、ずっとGKをやってきました。ここでは中学のジュニアユース時代の練習をお話しします。
(1)キャッチング・・・手でボールを扱うGKの基礎とも言えます。基本的にGKは受け身なので来たボールに反応することが大事で、その時に正しい技術を発揮するためには、普段からキャッチングの反復練習が大事だと思います。また、ただキャッチングするのではなく、どのような手の形や角度ならボールを落としにくくなるのかなど、試行錯誤して身につけていくことが大事です。
(2)パンチング・・・こちらもGKには不可欠なプレーで、キャッチング練習と同じように、どこにボールを当てるか、どの角度で当てるかによりボールの軌道が大きく変わってきます。反復練習でボールをはじいたときの感覚や正確さを身につけるようにします。
(3)ウォーミングアップ・・・これは練習のはじめに必ずやることですが、GKの場合はランニングも少しはしますが、大事なのは可動域を出すためのストレッチです。GKの動きは急に倒れたり起きたりジャンプしたりと瞬発的になります。すぐに反応できるように動的なストレッチがウォーミングアップになります。特にGKは練習や試合になるとボールが来なければ動きが少ないポジションで、ゲームを進めながら体を温めることはできません。だからすぐにチームのプレーに対応し力を発揮できるように筋肉に刺激を入れておくウォーミングアップはすごく大事なんです。そして練習の最後のストレッチなど体や筋肉のケアは欠かせません。

他にもGKは足でのプレーも求められるので、その精度を高めるためのパス練習も自主的にやっていました。またパワーを付けるためのウエイトトレーニングもGKには必要だと思います。ただ一番大事なことは、基礎をしっかりと身につけていればレベルが上がったときにもついて行けるし、もし壁にぶつかっても打開できると僕は思います。

権田 修一選手からみんなへメッセージ

夢や目標のために、100%の準備をしよう!

権田 修一選手写真
 サッカーって試合終了の笛が鳴るまで何が起こるか分からない。いくら準備をしていても結果がわからないから面白い。カタールW杯では厳しいと言われていたドイツ戦やスペイン戦に、日本は逆転勝利しました。試合中は自分がゴールを守ることで「何が起こるか分からない」を作り出せるからモチベーションが上がります。
 人生も同じで何が起こるか分からない。でも自分の夢や目標があるのなら、そのための準備は必要だと思います。自分で目標設定し、何をすればいいのか判断してデザインしていくことは大事だし、きっと必要になると思う。日本代表チームもしっかりと準備をしてきたからこそ勝つことができたんです。高校生の皆さんも、なんとなく毎日を過ごすのではなく、目標や夢に向かって準備していく習慣を身につけてください。やがて進むべき道が決まったとき、今までやってきたことは必ず生かされます。何事も100%でいきましょう。

※掲載内容は2023年2月の取材時のものです。

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株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一