大阪府　堺市立堺高校のみなさんの善きことニュース

「地域貢献活動の日」に清掃奉仕　シティマラソンのコースも美しく

大阪府　堺市立堺高校のみなさん

大阪第二の都市、堺市に、堺市立堺高校がある。２００８年、堺市立商業高校、堺市立第二商業高校、堺市立工業高校、堺市立第二工業高校の４校が発展的統合し、新設された。同校では地域交流を重視しており、創立記念日の４月２８日を「地域貢献活動の日」と定め、地域を学び、地域との連携を深める活動を行っている。

今年は、生徒約２６０人がボランティアとして清掃活動を実施。榎元町公園周辺、竹内街道分岐点周辺や三国ヶ丘駅周辺、堺商工会議所周辺の他、翌２９日に開催される「２０１１堺シティマラソン」のコースの大仙陵（仁徳天皇陵）や大仙公園周辺など１８エリアに分かれ、分担を決めて行った。マラソンコース周辺を担当した生徒は、「ランナーに気持ちよく走ってもらいたい」と、道端に落ちている吸い殻や紙くずなどを拾い集めた。また、シティマラソン当日は、同校の陸上、サッカー、バレーボール、剣道、美術部員や教員らがボランティアで、受け付けや給水などを手伝った。

この他にも、地域連携活動として、小学生や幼稚園児などの子どもたちに「ものづくり」の楽しさを伝える活動を行っている。今年は、百舌鳥幼稚園の園児７０名に、生徒の指導で「埴輪を模した素焼のオブジェ」づくりを体験してもらった。

「地域貢献活動の日」をはじめとする同校生徒の多彩な地域活動は、地域社会から高く評価されており、生徒の励みとなっている。今後も、日々の学習や部活などを通して、高い知性、幅広い思考力・豊かな人間性を育み、より充実した貢献活動を推進していくという。

（2011年6月掲載）