岐阜県　岐阜工業高校　建築工学科・自動車部のみなさんの善きことニュース

石巻市の子どもたちとミニＳＬで交流　木製滑り台を寄贈

岐阜県　岐阜工業高校　建築工学科・自動車部のみなさん

学校周辺や最寄駅の清掃活動など、多彩なボランティア活動を実践する岐阜県立岐阜工業高校の生徒たち。今年７月には、東日本大震災の被災地支援の一環として建築工学科と自動車部の生徒が、宮城県石巻市を訪問。持ち込んだミニＳＬに子どもたちを乗せて楽しんでもらったほか、保育所や幼稚園に屋内用木製滑り台を寄贈した。

ミニＳＬは７年ほど前、当時の自動車部の部員が手作りしたもので、電気モーターで走行するバッテリー型。岐阜県内ほか各地の祭りやイベントに招かれ、年間約１万人を乗せるという。

今回訪問した石巻市では北上子育て支援センターと井内保育所で試乗会を実施した。井内保育所では９０メートルのコースにビニール製のトンネルを設置。自動車部員の「出発進行！」の合図でＳＬが走り出すと、園児たちは歓声をあげて喜んでいた。

また、屋内用木製滑り台は、井内保育所のほか、私立なかよし保育園、私立メロン保育園、私立法山寺幼稚園に贈られた。建設工学科の生徒が手際よく組み立て終えると、園児たちは早速滑り心地を楽しんでいた。

子どもたちの喜ぶ姿を見た生徒たちは「準備はたいへんだったが、やってよかった」と笑顔で話し、「これからも高校生の自分たちのできることで、被災地を支援してきたい」と意気込んでいた。
（2014年10月掲載）