山形県　霞城学園高校　生徒会と有志のみなさんの善きことニュース

福島の桜植樹プロジェクトを応援　山形市内で募金活動

山形県　霞城学園高校　生徒会と有志のみなさん

ＪＲ山形市駅に隣接する高層ビル内に校舎がある山形県立霞城学園高等学校。ビル周辺の清掃活動など地域貢献活動に積極的な生徒たちは、昨年、県立山形東高校を中心とする山形市内６校と楯岡高校の生徒会によるアフガニスタンの子どもたちへランドセルを贈る活動に参加。１個約１８００円かかる送料確保の募金活動を行った。

これを機に生徒たちの間に「もっと何か自分たちにできることをしよう」との気運が高まった。そこでインターネットなどで調査し、福島県のＮＰＯ法人が行っている「ふくしま浜街道・桜プロジェクト」を知った。これは、福島県新地町からいわき市までの国道６号約１６３キロ及び常磐道・県市町村道沿線に桜の苗木を植えて桜並木を作り、震災、原発事故の象徴として後世に伝えようというもの。桜の維持管理費用を全国から募っており、同校も生徒会を中心に協力することを決めた。

そして震災から４年５ヶ月目にあたる今年８月１１日と１６日に、ＪＲ山形駅自由通路などで募金活動を実施。プロジェクトを紹介する生徒手作りのチラシを入れたポケットティシュを、募金してくれた人に贈るなどした結果、２日間で計８万３５７０円を集めることができた。

生徒たちは今後、福島県での植樹活動にも取り組む計画で、「募金してくれた方々のためにもがんばりたい」と力を込めて話していた。
（2015年9月掲載）