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善きことをした高校生達
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いつまでも被災地に寄り添いたい 絵手紙贈る
佐賀県 佐賀北高校 美術部「83プロジェクト」のみなさん
>この学校を詳しく知ろう佐賀県立佐賀北高校の美術部は、今年4月、東日本大震災の被災者に元気を届けようと、県の重要無形文化財指定の肥前名尾和紙で手作りした絵手紙を、宮城県仙台市の仮設住宅に贈った。
今回の活動を考えたのは2人の美術部員。震災から2年となる今年3月、支援や報道が減っていることに疑問をもち、自分たちにできる支援をしようとクラスメートに呼びかけた。同じ美術部の仲間4人が手をあげ、「83プロジェクト」を立ち上げた。
募金活動などの支援活動をして行く中で、津波に襲われた仙台市若林区荒浜の住民らが暮らす七郷中央公園仮設住宅にはお年寄りが多いことを知り、絵手紙を贈ることにした。
肥前名尾和紙を選んだのは、佐賀らしさを出すため。手すきにも挑戦し、色づけ、落葉やドライフラワーをあしらうなどして約60枚を制作。そのうちの半数に、部員の協力も得て動物や花の絵を描くと共に「忘れてないよ」などのメッセージを添え、残りの半数は、住民が使えるよう無地にした。
宮城県人会さがの代表に託され、7月末に住民たちに届けられた。住民からは「これで生徒に絵手紙を書こうかな」など、喜びと感謝の声が聞かれたという。
部員たちは、福島県の保原高校との交流など、次の支援活動も計画しており、「卒業しても被災地に寄り添いたい」と末永い活動を続けていくと力強く話していた。
(2013年10月掲載)
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