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善きことをした高校生達
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防災教育充実へ 特別支援学校での実践記録集製作
兵庫県 舞子高校 環境防災科のみなさん
>この学校を詳しく知ろう兵庫県立舞子高校の環境防災科の生徒は、障がいのある児童・生徒への防災教育を進めている。東日本大震災では障がい者や高齢者ら「災害時要援護者」の死亡数は、一般市民の約2・5倍といわれる。同校では昨年1月、兵庫県内の特別支援学校4校(芦屋特別支援学校、視覚特別支援学校、神戸聴覚特別支援学校、こばと聴覚特別支援学校)と連携。特別支援学校の防災教育を推進する実行委員会を設立。障がいのある児童・生徒が、災害と向き合うためにはどのような力をつければよいのか、などの調査・研究を共同で進めている。
環境防災科の生徒は各特別支援学校に赴き、児童・生徒らが理解しやすいようクイズ形式での学びや、ワークショップなど工夫を凝らした授業を展開。これら自分たちで企画した授業の内容やその成果、課題など一年間の活動をまとめた25年度実践記録集を作成した。災害時に弱い立場になる障がいのある児童・生徒への防災教育の充実を図るため、多くの特別支援学校で役立ててほしいと話している。
記録集には、授業中の写真の他、「防災につながる相互理解が交流で深まった」「授業中に本当に地震が起きたらどう避難するか、考える機会になった」など教員の感想も紹介。
生徒は防災授業での体験から「いろいろな障がい特性のある子どもがいる。地域全体でそのことを理解しないと災害時に動けない」と力説する。同科の教諭は「障がいについても学ぶことで、生徒は防災の枠を超えて大きく成長した」と話し、今後の生徒の活動に期待していた。
(2014年6月掲載)
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