鹿児島県　喜界高校　ウガンダへ野球道具を届ける委員会のみなさんの善きことニュース

ウガンダの子らに野球をする喜びを　道具贈る

鹿児島県　喜界高校　ウガンダへ野球道具を届ける委員会のみなさん

プロ野球選手も輩出する鹿児島県立喜界高校の生徒たちが、アフリカ東部にあるウガンダ共和国の子どもたちに野球用品を送る活動に取り組んだ。

国連ユースボランティアとして同国に派遣されている卒業生の活動を通じ、青年海外協力隊が現地で行っている野球の普及活動を知った生徒が提案。「自分たちも協力しよう」と同級生も賛同し、「ウガンダへ野球道具を届ける委員会」を立ち上げた。

生徒たちは、喜界町教育委員会や野球連盟の支援も得て、家庭で使われなくなったグラブやボール、バット、スパイク、ユニホームなどの野球用品の提供を呼び掛けるチラシを作成。島内の各世帯に配布した。２月半ばから約１ヶ月間、町役場のロビーに回収箱を設置したところ、「場所をとるので廃棄しようと思っていた」「愛着も、思い出もあるグラブやバット。ウガンダで再利用してもらえるなら」と、多くの町民からバットやグラブなどが寄贈された。

委員会の生徒たちは「島の人たちが使っていた野球道具で、ウガンダの子どもたちに野球の楽しさと希望を届けたい、という思いで始めた」と話し、高校卒業後も「島と世界をつなぐお手伝いが出来れば」と、意欲を見せていた。
（2016年3月掲載）