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善きことをした高校生達
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遭難ゼロへ 登山者カウンターの新システム開発目指す
長野県 長野工業高校 機械科3年生のみなさん
>この学校を詳しく知ろう長野県長野工業高校の生徒たちが、登山口などで入山者数を自動的に記録する「登山者カウンター」の新システム開発を進めている。
同校では、課題研究の成果を地域貢献に活かす「長光プロジェクト」を展開している。昨年4月そのテーマとして機械科の教諭が、環境省戸隠自然保護官事務所から人と動物などを判別し、登山者数を正確に記録する「登山者カウンター」システムの製作を依頼され、同科の3年生5人が手を挙げた。
環境省によると、富士山などでは登山者数を把握するため、赤外線を利用した「登山者カウンター」を設置しているが、動物も人もカウントする弱点があった。
そこで生徒たちは、動物を自動撮影する赤外線カメラと、画像の中の人間を判別する米国製ソフトを組み合わせることで、カメラで撮影した画像から人間を判別し、人数を集計するまでを自動的に処理するシステムを開発。画像の解析は、長野市内のゲーム開発会社が協力する。
昨年12月、生徒らは戸隠の学友林で初めての実証実験を実施。登山道沿いの樹木に取り付けたカメラの前を登山者役の生徒が通り、撮影画像がゲーム開発会社に送信されるかなど、システムが正確に作動するかを調査。今回の実験では、赤外線センサーの感度などに課題も見つかった。
生徒たちは今後も改善を重ねて精度の向上を図り、実証実験を繰り返すことで、自然保護や遭難救助など多方面で活用できるシステムを開発したいと意気込んでいる。
(2019年2月掲載)
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