
善きことをした高校生達
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能登復興支援へ 製パン会社と県特産品を使ったランチパック共同企画、販売へ
熊本県 熊本商業高校 マーケティング部のみなさん
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昨年度より、熊本県立熊本商業高校マーケティング部の生徒が東京の製パン会社と共同で、「震災により被災した地域の復興支援」を目的とした、県特産品を使った商品の共同企画を進めている。昨年度は県産柑橘類である「デコポン」を使った「ランチパック熊本県産デコポン果汁入りゼリー&ミルクホイップ」を共同企画し、2024年1月から2ヶ月限定で販売した。5万7千個強を売り上げ、「熊本地震により被災した熊本城の復興支援」として売上1個につき1円を熊本市へ寄附した。
今年度は2024年1月に発生した「能登半島地震」からの復興支援を目的として、「ランチパック熊本県産和栗入りマロンラテ」と「牛乳プリン」を共同企画し、2025年1月から2ヶ月限定で販売した。ランチパックは栗の味を活かしたクリームに仕上がり、甘さ控えめで、さっぱりとした食感が特徴。牛乳プリンは地元の「らくのう牛乳」を使用し、上に乗せたホイップクリームの甘さがミルクプリンの濃厚な味を引き立てる仕上がりとなった。
上記2商品は沖縄を除く九州と山口県の一部のコンビニやスーパーで販売され、売上1個につき1円が能登半島地震からの復興・復旧支援のために寄附される。パッケージには「令和6年能登半島地震により甚大な被害を受けた石川県。そこで、私たち熊本地震を経験した私たちが復興支援の継続また防災啓発をしたいと想いを込め、商品を開発しました」という生徒からのメッセージが掲載されている。
一般販売に先立ち、2024年11月30日と12月1日に開催された「熊商デパート」では2日間で650個、12月21日に開催された「県立学校学びの祭典」では700個を販売し、完売することができた。また、1・2月の週末を中心に、スーパー(イオンやゆめタウン)や地域イベント(「くまもと春の植木市」や「ロアッソ熊本開幕戦」など)でも販売会を実施。生徒も一緒に参加して販売を行った。今年の1月には熊本県庁で「教育長表敬」が実施され、熊本県教育長に取り組みの報告を行った。
販売の様子は地元メディアにも取り上げられ、インタビューでは「復興支援に携われる商品ということをPRしつつ熊本の和栗もPRして、多くの方に食べてもらえたらうれしい」と話した。購入者からも「同じ被災地ならではの商品。応援したいと思った」などの声が寄せられ、部長は「私たちの復興支援の気持ちがこもった自信作」と笑顔で話していた。
(2025年2月掲載)
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