兵庫県　丹波篠山市立西紀中学校　生徒会のみなさんの善きことニュース

「町の復興願う気持ち」込め　豪雨被災の九州へ義援金

兵庫県　丹波篠山市立西紀中学校　生徒会のみなさん

１９６６年開校の丹波篠山市立西紀中学校。生徒たちは校訓「清純・愛郷」の精神を生かすべく、地域や社会に貢献するボランティア活動に、主体的に積極的に取り組んでいる。

福祉・給食委員会は、学校近くの老人福祉施設の利用者にアロマオイルを使ったハンドトリートメントを行う「アロマボランティア」や、海外の子供たちにも絵本が読めるよう、現地の言葉で訳したシールを絵本に貼るボランティア活動を実施。生徒会も古新聞や雑誌、ダンボール、アルミ缶、廃油などを回収するリサイクル活動を行っている。

今年７月には、生徒会が、同月の集中豪雨で多大な被害を受けた九州地方を応援する募金活動を行った。

スタートしたのは７月中旬。コロナ禍の中、被災した町を元に戻そうと取り組む九州の人々へ、「復興を願う」西紀中生徒の「確かな気持ち」を届けようと、毎週２回全教室を、毎週１回職員室を回り、全校朝会でも募金の協力を訴えた。

被災地や住民がたいへんな思いをしていることを知った生徒や教職員に加え、保護者も協力し、計３万１８３５円を集めることができた。

生徒会は「西紀中学校と町の人々の善意が込められたお金。少ないかもしれないけれど、町の復興に役立ててほしい」と話していた。

なお、義援金は日本赤十字社を通じて九州へ届けられることになっている。

（2020年10月掲載）