善きことをした小学生達
世のため、人のために立派な行いをしている小学生達を紹介します。
子供達の活躍を、ぜひご覧ください。
走れ!がんばれ! 国際自転車レース参加国の応援旗を製作
長野県 飯田市立下久堅(しもひさかた)小学校 3年生のみなさん
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毎年5月の「自転車月間」に開催される国際自転車レース『ツアー・オブ・ジャパン』。コロナ禍の影響もあり、4年ぶりに8日間全8ステージのフルスペックで開催された今年は、海外6チーム、国内10チームが参加した。5月25日開催の第5ステージ「信州・飯田ステージ」のスタートとゴール地点、飯田市立下久堅小学校の児童たちは、4月14日、レースを盛り上げようと応援旗を製作した。
主体となったのは3年生24人で、海外チームのアメリカ、イギリス、マレーシア、カザフスタン、ルーマニア、ニュージーランドと開催国日本の7国の国旗と、同ステージのホストチーム「チーム右京」の応援旗の計8種類を作った。
当日は6年生4人が協力。3年生は上級生のアドバイスを受けながら旗がシワにならないよう、1枚1枚ていねいに作業し、1時間ほどで約300枚を完成させた。



児童たちは「昨年のレースも見た。選手たちがすごいスピードで自転車を走らせる姿がカッコよかった」「今年も応援できるので楽しみ」と目を輝かす。
「信州・飯田ステージ」は、飯田市下久堅地区の県道、農道を使って走行するもので、標高差約180メートルの周回コースを9周する。このステージで上位に入らないと、総合優勝を狙うのは難しくなるという大事なレースで、選手たちの意気込みもパワーアップするという。
25日のレース当日、校庭前からスタートする選手を、力いっぱい応援旗を振りながら声援し、ゴールする選手を大きな拍手で出迎えた児童たちは、これからも自分たちでできる形でレースを盛り上げ、選手たちを応援していきたいと話していた。
(2023年5月掲載)
トルコ地震の被災者に役立てて サツマイモの売上金を寄付
青森県 黒石市立黒石小学校 4年生のみなさん
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今年2月6日に発生し、およそ56000人が亡くなったトルコ・シリア大地震。2カ月近く経った今も約250万人がテントでの避難生活を強いられているという。こうした状況を知った黒石市立黒石小学校の4年生(現5年生)が3月22日、「被災者支援に役立てて」と自分たちで集めた義援金4万900円を黒石市に託した。
同校の4年生は、総合的な学習の時間でサツマイモの栽培に取り組んでいる。昨年は約20キロを収穫。100袋ほどに小分けし、12月の参観日に保護者に販売。その売上金の使い道として、「少しでも助けてあげられればと思って」トルコ地震の被災者に贈ることを決めた。
また4年生は、校内で募金活動を実施。全児童や保護者などに協力を呼びかけた他、日本語やトルコ語で「頑張れ」「負けるな」などのメッセージを添えた千羽鶴も折り上げた。


22日は4年生98人を代表して6人の児童が市役所を訪問。「私たちの思いをトルコに届けて」と、ビンに入れた義援金と千羽鶴を市長に手渡した。
「食糧とかに困っているから使ってほしい」「少しだけど役に立つと思う」という児童たちの心のこもった義援金は、日本赤十字社青森県支部を通してトルコ、シリアの被災地へ贈られることになっている。
(2023年4月掲載)
自分たちで育てたおいしい山形のお米 空港利用客へ配布
山形県 三川町立東郷小学校 5年生のみなさん
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今年の2月22日、山形県酒田市の庄内空港に「おいしいTOGOライス 食べてみませんか? 実習田でとれたお米を配っています」のボードを掲げた子どもたちが、空港の利用客に自分たちで育てたお米「ひとめぼれ」を配布した。三川町立東郷小学校の19人の5年生(現6年生)で、地域の農業を学ぶ総合的な学習の一環として、今年初めて実施した。
5年生は毎年、同校の実習田で地元の農家の指導を受けながら、春先の田植えから秋の稲刈りまで取り組んでいる。
稲を育てる中で、お米の消費量の減少や後継者不足など、農家の厳しい状況を学んだ児童たち。お米のおいしさを多くの人に再認識してもらうために、収穫したお米を食べてもらおうと考え、観光客など全国から人々が集まる庄内空港で配布したいと、庄内空港ビルなどに協力を求め、快諾を得た。


19人の5年生は力を合わせて、お米2合と「枝豆ごはん」や「しらすのお茶漬け」「納豆チーズかけごはん」など、美味しくお米が食べられる「推しレシピ」を入れた袋140個を準備した。
当日、児童たちは同空港1階の到着ロビーに集合。東京羽田からの利用客を出迎え、「山形のおいしいお米を食べませんか」「どうぞ味わってください」などと声かけしながら、手渡した。受け取った利用客は「お米は大好き。帰ったら推しレシピを楽しみたい」と笑顔に。
初めての活動で緊張したという児童は「ありがとうと言ってもらえて嬉しかった」「庄内米のおいしさを世界中に伝えたい」と話していた。
(2023年4月掲載)
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