スポーツトレーナー | お仕事図鑑250 - 日本の学校 | 色んなお仕事を紹介
お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

スポーツ


スポーツトレーナーの仕事
 ほとんどの一流スポーツ選手には、必ず優秀(ゆうしゅう)なスポーツトレーナーがいるといわれます。栄養管理、けが防止や筋肉の緊張(きんちょう)をほぐすためのマッサージ、けがをした時の応急処置など、選手の肉体をよく知り、常に万全の体調でプレーできるようにするのがスポーツトレーナーの役割です。
 肉体的な面でのケアにとどまらず、時には選手のなやみの相談に応じるなど、選手をかげで支える縁(えん)の下の力持ちといった大事な仕事です。
 スポーツトレーナーとしての決まった資格はありませんが、日本体育協会認定のアスレティックトレーナーの資格に加えて、あんまマッサージ指圧師などの医療(いりょう)関係の専門資格を取っておくと役に立ちます。今後スポーツ界では、それぞれ専門分野の知識や技術を持ったトレーナーたちが、チームを組んで働くようになるだろうと予想されているからです。
 一般(いっぱん)の人のスポーツへの関心が高まるなか、スポーツトレーナーの仕事の場は、健康管理や体調の維持(いじ)などで、今後増えていくといわれています。

スポーツトレーナーにインタビュー
 体育大学を卒業してからスポーツジムに就職し、スポーツインストラクターをしていた時にこしが痛むようになりました。その時に、体の仕組みやコンディションの整え方について自分なりに考えました。そして、体のことについてくわしく知りたいと思い、アスレティックトレーナーの資格を取りました。知識が深まるにつれ、実際にその知識を使ってみたくなったのです。また、体のためには医療(いりょう)知識が必要と考え、あんまマッサージ指圧師の資格も取りました。その後に知人の紹介(しょうかい)で、企業の野球部のトレーナーになりました。
 この仕事のやりがいは、選手との信頼(しんらい)関係が結ばれていると感じた時です。
 自分のマッサージで選手が体調を整え、すばらしい成績をあげてくれたり、競技終了後に選手が「マッサージが効きました。ありがとう」と感謝してくれたりする時など、この仕事をしていてよかったと心から思います。

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