お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

マネー


金融窓口業務(テラー)の仕事
 銀行や信用金庫などの金融(きんゆう)機関の窓口で、お客さんに対応する窓口業務係のことをテラーといいます。テラーは、お客さんと直接ふれあう仕事なので、その金融機関のイメージを決定する、重要な存在です。お客さんから大切な現金を預かる仕事ですから、現金を取りあつかう際の基本的な心得を、しっかり身につけていなければならないのはもちろんですし、現金だけでなく、手形や小切手などもあつかうので、それらに関する知識も必要です。そのほか、ローンや年金、定期預金など、その金融機関であつかっているさまざまな金融商品についても、よく知っていなければなりません。どんな質問をされても、お客さんを待たせずに、すぐに答えられるようにすることが、理想的なテラーの条件だからです。このように、テラーを務めるには、金融機関の仕事についての、ある程度の経験と知識が必要なので、銀行に入行してからすぐに、テラーを任されることはありません。ある程度経験を積んでからテラーになるのがふつうです。

金融窓口業務(テラー)にインタビュー
 わたしは、テラーになってちょうど半年くらいなのですが、最近になって、ようやく少しずつ、お客さんからのいろいろな相談に対して、だれかの手を借りずに、自分だけできちんと答えられるようになってきました。まだまだ勉強しなくてはならないことはたくさんありますが、それだけに、とてもやりがいのある仕事だと思います。
 これは昨年のことですが、仕事中に、同じ職場のテラーの先輩(せんぱい)が、重大なことに気づきました。窓口にいらっしゃったお客さんが、もう少しで、ふりこめ詐欺(さぎ)の被害(ひがい)にあうところだったんです。幸い、先輩が機転をきかせたために、お客さんの大事な預金は失われずにすみました。わたしも、とっさのときに、そのような的確な判断ができるような、優秀なテラーになりたいと思っています。

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