作曲・編曲家 | お仕事図鑑250 - 日本の学校 | 色んなお仕事を紹介
お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

音楽


作曲・編曲家の仕事
 テレビから流れるポップスやゲームのテーマ曲など、わたしたちの暮らしの中には、いつも音楽があふれています。その音楽を作るのが作曲家の仕事です。作曲をたのまれると、ディレクターと曲のイメージについて話し合い、そのイメージに合った曲を作ります。曲、詞、歌手などのイメージをしっかりつかむ豊かな感性と音楽性が求められます。
 編曲家の仕事は、作曲された曲を実際に演奏するとき、どのパートの楽器にどんな演奏をさせるかを考える仕事です。編曲家のうでしだいで、曲のイメージが全くちがってくるのです。
 プロを目ざすには、音楽大学や専門学校で専門的な知識や技術、センスを学び、レコード会社や音楽事務所など、制作の現場で経験を積みます。最近では、作曲や編曲でもコンピュータが使われるので、その能力も身につけておいたほうがいいでしょう。基本的にはフリーで仕事をしている人が多く、実力主義の世界です。いったん実力が認められれば、仕事が集中します。すぐれた才能と実績が求められる世界です。

編曲家にインタビュー
 初めにメロディーありきで、作曲家からわたされた曲が、ベース(土台)となります。わたしたちの仕事は、たとえて言うと、そのベースの上にどのような色をのせていけるかということでしょうか。もちろん、作曲家の意向をきき、ディレクターと打ち合わせをし、歌い手の音域やイメージを考えてアレンジ(編曲)していきます。アレンジしだいで、静かな曲にも、ドラマティックな曲にも、何色にも染められると思っています。今でこそ、自分の感性を信じてもらえるようになり、何曲もたのまれますが、一人立ちした初めは、CMのワンフレーズをアレンジするだけの仕事でした。それが、1曲評判になってからは、おもしろいように仕事が増えました。
 これからも自分にしか作れない新しいサウンドを、世の中に送り出していこうと思っています。

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