マルチメディアクリエイター | お仕事図鑑250 - 日本の学校 | 色んなお仕事を紹介
お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

インターネット・ゲーム


マルチメディアクリエイターの仕事
 マルチメディアソフトの企画(きかく)や制作をする仕事です。マルチメディアソフトとは映像、音声、音楽、文字などを組み合わせて作られたソフトのことです。マルチメディアソフトには、パソコン、家庭用ゲーム機、DVDプレーヤー、さらにはホームページ上などで楽しめるものなど、いろいろな種類があります。ゲームやアニメーションもマルチメディアの中にふくまれます。
 どんなソフトを作るかアイデアを出し、具体的なイメージをまとめていくのが企画段階です。企画が採用されると実際の制作に入ります。以前は、制作作業のすべてを、一人のマルチメディアクリエイターが担当することが、珍しくありませんでした。しかし現在では、映像、音声、音楽などの専門家がそれぞれ部品となるデータを制作し、できあがったデータを作品としてまとめあげる制作方法が主流です。したがって、これらの作業にかかわるスタッフは、すべてマルチメディアクリエイターなのだと考えることがでます。

マルチメディアクリエイターにインタビュー
 わたしは、主に、DVDを使ったマルチメディアソフトの企画を担当しています。ここのところ取り組んでいるのは、世界のサッカー情報を集めたソフトです。くわしくは言えないんですが、情報量の多さが売りです。国別やクラブチーム別に歴史を調べたり、選手名をキーワードにして過去の好プレー映像を探したりできるんです。インターネットにつながっているパソコンなら、各チームのオフィシャルホームページを簡単に呼び出すこともできます。わたし自身がサッカー好きなこともあって、企画を練り上げるときは力が入りました。
 マルチメディアクリエイターとして仕事をしていくには、CGやマルチメディア技術の知識だけじゃなくて、世の中のいろいろなことに興味をもつことも大事だと思います。企画を考えるきっかけは、いろんなところにありますからね。

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