電気主任技術者になるには
発・変電所、高電圧の工場などの保安・監督を行う
電気主任技術者は、工場やビルの電気設備、ダムの送電設備など電気工作物を管理する技術者のことです。
電気工作物の工事、維持、運用にあたって保安を監督し、電気の安定供給、電気設備の安全を確保するのが主な仕事です。
電気主任技術者になるには、電気工作物の高度な知識と技術が求められ、国家資格を取得しなければなりません。
誰でも受験できますが、電気関連の国家試験の中でも、非常に難関な試験のひとつです。
試験は一次試験、二次試験に分かれ、科目は電気理論、電子理論、電気計測、発電所や変電所の設計・運転、電気法規をはじめ、自動制御、メカトロニクスなど多岐にわたるため、幅広い知識と経験が求められます。
資格の種類は、第一種、第二種、第三種に分かれていて、取扱う電圧の大きさに応じて保安・監督できる範囲が決められています。
一般的には、工場や電気会社に就職し、電気工事士などの国家資格を取得した後、実務研修などを通して電気主任技術者の資格取得を目指します。難しい資格だけに、需要も高くなっています。
電気技術系の専門学校や大学・短大などに進学し、電気に関する基本知識と技術をしっかり身につけておくと、資格取得だけでなく就職にも有利です。
パンフをもらうと更に詳細な情報を確認できるので、職業研究の参考にしてください。
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