環境アセスメントスタッフになるには
大規模工事で発生する公害などから環境を守る
環境アセスメント調査とは、道路の開発や空港やダム、工場建設などの大規模な事業を行う前に、その事業および周辺地域の環境に影響を与えると考えられる項目の検討・選定作業などを含む環境調査計画の立案、調査、報告のことです。
つまり高速道路のような自動車専用道路の建設計画の際に、その工事によって計画区域の大気や水質汚染、騒音や振動の発生、地形・地質の変化、動植物や景観への影響、電波障害発生など、どのような影響を与えるのか、調査・予測を行います。それに基づいて、環境を守るための対策を検討。適切な対策を行った上で、環境に配慮した事業を行う手続きを進めていきます。
こうした一連の作業に関する制度を「環境アセスメント制度」といい、作業を行う人を「環境アセスメントスタッフ(調査員)」と呼びます。環境アセスメントスタッフは、計画が環境に多大な影響を与えると判断した場合は回避するための提案も行います。また、場合によっては環境モニタリング(事後調査)を行うこともあります。
環境・生物・バイオテクノロジー学を学べる専門学校や大学、短大で必要な知識や技術を修得して、主にゼネコンやプラント建設エンジニアリング、建設コンサルタントや会社などの建築サービス業、各種研究所などが活躍の場となります。
パンフをもらうと更に詳細な情報を確認できるので、職業研究の参考にしてください。
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