照明コンサルタント/照明士/舞台・テレビジョン照明技術者技能認定の資格を取るには

【照明コンサルタント】
　人間の暮らしや気持ちを豊かにする灯りの提案や、地球環境の問題や高齢者への対応・省エネルギー問題などのニーズに対応した照明計画や器具デザインなどを、具体的方法を提案できる人材が照明コンサルタントです。
　照明コンサルタントは、一般社団法人 照明学会が主催・認定しており、住宅はもちろん、店舗や事務所といった日常生活に役立つ照明計画・照明コンサルティングなどを通信教育にて受講します。カリキュラムに定めた科目が合格点に達すれば、修了したことを証明する照明コンサルタントの称号が与えられ、不合格となった場合でも翌年度に限り再受講できます。なお、認定は5年間有効で、5年毎のレポート提出とスクーリングの参加で更新認定が取得できます。

【照明士】
　照明士は、実践的な照明のアプリケーションエンジニアとして活躍できます。照明学会では、より高度な照明のソフトやハード面を捉えて、照明のシニアコンサルタントを養成する照明専門講座を通信教育として開講しています。この講座は、「照明関連の業務に関わる人達の専門知識を習得する講座」であり、合格者には「照明士」の称号が与えられます。不合格となった場合でも翌年度に限り再受講できます。通信教育を修了することで取得が可能で、一度取得すれば照明学会を脱会するまで有効です。
　
【舞台・テレビジョン照明技術者技能認定】
　舞台・テレビジョン照明技術者技能認定は、照明についての基礎知識を持ち、安全かつ迅速な行動を行うことができるプロフェッショナルとしての照明家を公益社団法人日本照明家協会が認定するものです。基礎知識と言っても、他のセクションとの関わり方から舞台・テレビの設備、様々な照明機器の種類・性質・性能、専門用語など、幅広い知識が求められます。この技能認定制度は、照明技術者に必要な知識や技能を認定することによって、照明技術の向上と照明技術者の社会的位置づけの確立を図るために発足した制度です。