大学生に聞きました!苦手科目の克服方法 高校生ランキング レポート
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  • 大学生に聞きました!苦手科目の克服方法

    勉強・受験

    2021.09.27

    高校生のみなさんには、苦手科目がありますか?

    苦手科目の勉強について、「まず何からやればいいの?」「どう対策したらいいの?」と思っている高校生も多いのではないでしょうか?

    そこで、大学生の先輩たちに、苦手科目と、その克服のために取り組んで良かった勉強の仕方やポイントを聞きました!みなさんの苦手科目の克服に、役立ててもらえたら嬉しいです★

    苦手科目の克服方法

    Q.苦手科目は何でしたか?最も苦手だった科目を選んでください(単一回答)

    1位 英語……35.9%
    2位 数学……22.1%
    3位 国語……18.9%
    4位 物理…… 6.9%
    5位 日本史… 4.1%
    1位 数学……31.7%
    2位 英語……24.6%
    3位 国語…… 8.8%
    4位 日本史… 8.2%
    5位 化学…… 7.3%

    1)英語

    ・英単語と英文法から逃げないで、まずはそこに時間をかける(私立大学1年・文系・男子)
    ・単語を毎日30個ずつ覚えた(私立大学1年・文系・男子)
    ・音読をたくさんして英語の文章の流れやリズムを叩き込む(私立大学2年・文系・男子)
    ・苦手な分野を模試で明らかにして、テキストで解説を読み直して、その分野の問題集を繰り返す(私立大学3年・文系・女子)
    ・長文を読みまくる。試験時間内に解き終えるよう意識する(私立大学2年・文系・女子)

    「英語」では、「英単語と英文法から逃げないで、まずはそこに時間をかける」と、英単語と英文法の習得に徹底的に取り組むことが重要なようです。「毎日30個ずつ覚えた」など、暗記する単語数を決めて取り組んだ先輩も見られました。

    「音読をたくさんして英語の文章の流れやリズムを叩き込む」のように、音読すると目と耳の両方から記憶できますね。「苦手な分野を模試で明らかにして、テキストで解説を読み直して、その分野の問題集を繰り返す」と苦手分野は、何度も繰り返し確認して定着度を上げていたようです。

    また長文読解では、「試験時間内に解き終えるよう意識する」こともポイントとして挙がりました!

    2)数学

    ・まず教科書の内容を全て理解できるか確かめる(私立大学1年・文系・理系どちらでもない・男子)
    ・基礎の問題から解き方を理解しながら行う。最初から自力で解くのは難しいため、解答を見ながら解き方を覚えていく方が良かったと考える(私立大学4年・理系・女子)
    ・わからない問題がないように、1つの問題を完全に理解するまで何度も解いた(私立大学1年・理系・男子)
    ・何回も教科書やワークの問題を解き直し、分からないところは先生に積極的に聞いて教えてもらった(私立大学1年・理系・女子)

    「数学」では、「教科書の内容を全て理解できるか確かめる」と、試験の全範囲について教科書などの基本が理解できているのかを確認すると良いようです。

    分からない問題は、自力で解くのが難しければ「解答を見ながら解き方を覚えていく」ことで理解が進みます。「1つの問題を完全に理解するまで何度も解いた」とあるように、1問ずつ完全に解けるまで繰り返し解き直すのもポイント。

    また「分からないところは先生に積極的に聞いて教えてもらった」など、遠慮せずに学校の先生に聞きに行けば早く疑問を解決できてオススメです!

    3)国語

    ・評価の高い参考書を精読し、何度も取り組む事(私立大学2年・文系・男子)
    ・単語と熟語、古文は文法をしっかり抑える(私立大学1年・文系・女子)
    ・基礎中の基礎から固めた。時間を計って読むことで質を高める。文章の要点をおさえる(私立大学3年・文系・女子)
    ・学校の授業をちゃんと受けていたのと、簡単な読解問題を多くこなしていました(私立大学2年・文系・女子)

    「国語」では、「評価の高い参考書を精読し、何度も取り組む」など、基本的なポイントをがまとめられた参考書を1冊、徹底的に頭に入れることが良いようです。

    また、「単語と熟語、古文は文法をしっかり抑える」など、単語の意味の理解、熟語や漢字、古文の文法など、基本的なことは押さえておきましょう。

    読解問題は「簡単な読解問題を多くこなしていました」など簡単なものから取り組み、「時間を計って読むことで質を高める。文章の要点をおさえる」こともポイントとして挙がりました!

    4)日本史

    ・こまごまと暗記する前に、とにかく流れをつかむことに重点をおいた(私立大学2年・文系・男子)
    ・歴史の流れで単語を覚えていくようにした(私立大学1年・文系・女子)
    ・教科書や参考書の文字情報だけでなく、イラストやアニメ等が理解しやすかった(私立大学4年・文系・女子)
    ・電車の中の隙間時間のほとんどを日本史の一問一答の時間にあてていた(国公立大学1年・文系・女子)

    「日本史」では、「流れをつかむことに重点をおいた」「歴史の流れで単語を覚えていく」など、まずは歴史の流れを掴むことが良いようです。

    歴史の流れを掴むには、「教科書や参考書の文字情報だけでなく、イラストやアニメ」、歴史漫画・歴史小説などを活用していた先輩が見受けられました。

    また、「電車の中の隙間時間のほとんどを日本史の一問一答の時間にあてていた」と、毎日継続して取り組んだ先輩の声も挙がりました。ちょっとした時間の取り組みでも、毎日取り組めば大きな力になるのでオススメです!

    5)物理

    ・基礎から復習し、公式を理解した(私立大学1年・理系・男子)
    ・教科書を用いて基礎から学びました(私立大学3年・理系・女子)
    ・わからないことはすぐに学校の先生に聞くこと(私立大学3年・理系・男子)
    ・基礎をしっかりやって、応用以外で点数を落とさないようにした(国公立大学2年・文系・女子)

    「物理」でも、「基礎から復習し、公式を理解」「教科書を用いて基礎から学びました」など、他の科目と同様、基礎固めが重要ポイントとして挙がりました。

    また、「わからないことはすぐに学校の先生に聞く」ことで、時間のロスを少なくしたり、考え方や解き方のコツも教わっていた様子が窺えます。

    「基礎をしっかりやって、応用以外で点数を落とさないようにした」など、苦手科目を得意科目にまではできなくとも、他の教科の足を引っ張らない程度に改善した様子も見受けられました!

    6)化学

    ・学校で指定されていた問題集よりも易しいものを書店で購入して基礎を固めた(国公立大学1年・理系・女子)
    ・教科書をよく読む(国公立大学1年・理系・男子)
    ・教科書のまとめ問題や学校で購入した問題集(私立大学1年・理系・女子)
    ・問題を沢山解いて、分からないところは先生に質問しに行った(私立大学1年・理系・女子)

    「化学」でも、「学校で指定されていた問題集よりも易しいものを書店で購入して基礎を固めた」「教科書をよく読む」といった、基礎固めに取り組んだ回答が多く見受けられました。

    また、「分からないところは先生に質問しに行った」など、先生に質問して教えてもらうことで、分からないところを徹底的に潰していった様子が窺えます。

    先生に質問しに行けば、教えてもらう中で問題の解き方のコツに気づいたり、悩む時間を少なくできたりと良いことがたくさんありますね!

    7)世界史

    ・暗記事項が苦手であったため、何度も教科書を頭から最後まで読み返した(私立大学1年・理系・女子)
    ・繰り返しやるしか無い(私立大学4年・文系・女子)
    ・教科書では地域がとびとびになっているので、地域ごとに歴史をノートにまとめるなどして整理した(私立大学3年・文系・男子)
    ・とにかく暗記。暗記したらすぐに応用問題に取り組む(私立大学1年・文系・女子)

    「世界史」でも「何度も教科書を頭から最後まで読み返した」「繰り返しやるしか無い」など、教科書などを用いた基礎固めを繰り返し行った先輩たちが多く見受けられました。

    また「教科書では地域がとびとびになっているので、地域ごとに歴史をノートにまとめるなどして整理した」と、地域ごとに歴史の流れを掴むことも良いようです。

    「暗記したらすぐに応用問題に取り組む」と、暗記したことを定着させるために、暗記したら応用問題に取り組んで知識を定着させていた先輩も見受けられました!

    まとめ

    1.基本を徹底的におさえる

    どの教科も共通していたのが、まずは基本を徹底的におさえること。教科書や良い問題集を1冊選び、何度も取り組む先輩が多くみられました。

    また、分からない分野や問題、間違えたところは、完全に理解するまで、繰り返し取り組むことがポイントとして挙がりました。

    ※難しい問題や過去問題などは、基礎学力が積み上げられた上で取り組むのが良いでしょう。まずは、基礎を反復して基礎固めをしましょう!

    2.暗記は毎日コツコツ取り組む

    英単語・英熟語、日本史や世界史の一問一答などの暗記には時間がかかります。早いうちから「毎日○個ずつ覚える」「電車の時間は必ず一問一答にあてる」など、毎日のルーティーンとして暗記に取り組んでおけば、受験の際に大きな力になるでしょう。

    3.他の受験生との点数差を小さくする

    苦手科目を得意科目に変えるのは難しいかもしれませんが、基礎固めをきちんと行えば、多くの受験生が正解する問題は確実に解け、他の受験生との点数差を小さくすることができるでしょう。

    あとがき

    いかがでしたか?大学生の先輩たちも苦手科目の克服には苦労しており、基礎固めを中心に取り組んだ声が多く聞かれました。高校1年生、2年生の時から、苦手科目や苦手分野が出てきたら、先生に聞きに行くなど、都度、苦手を解消しておくとより良いですね★

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株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一