工学部 機械システム工学科
幅広い知識、技術、創造力を鍛え、社会や人々の役に立つ機械システムエンジニア、ロボット分野で活躍するエンジニアを目指す。
機械システム工学科の特長
- カリキュラム
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■1年次
機械システムを学ぶ土台となる数学や物理に比重を置きますが、同時に機械・電気・情報の基礎となる科目も学びます。入門セミナーやブロック玩具を用いた創造製作コンテスト、製図やCADの基本操作を学び、将来の技術者として学ぶ意識を高めます。
■2年次
機械に携わる技術者としての基礎的な4力学(材料力学、流体力学、熱力学、機械力学)と機械設計学を学びます。それとともにシステムを考えるための電気・電子工学やプログラミング、計測工学、機械加工実習、メカトロニクス実習を学びます。
■3年次
機械の基礎知識をシステム的に活用するための制御工学や、数値シミュレーションの基礎、機械加工の理論を学びます。また、エンジン工学や流体機械、ロボット工学、コンピュータビジョンなどの専門的でステップアップした内容が加わります。工学実験では機械システムの要素技術の一つ一つを自分の手で確かめながら習得、卒業研究に備えます。
■4年次
それぞれに専門分野を持つ指導教員のもとで、3年次までに学んだ知識・技能を応用して卒業研究を進めていきます。航空宇宙工学や自動車工学などの実際のシステムを学び、品質管理や経営学、倫理教育など技術だけでなく社会人としての幅を持たせるような授業科目も学びます。もっと見る
- 学べる内容
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機械とエレクトロニクスが一体となって機能する機械システム。今後、さらに重要度を増す、環境、福祉、安全向上に役立つ総合的なシステムづくりの場で活躍するエンジニアをめざします。
本学科では、求められる高度な機能を確かに実現できる機械システムエンジニアを輩出するために、CAD、力学(機械、熱、流体、材料)などの機械技術教育とともに、実務に役立つ周辺技術(電気・電子工学、制御工学、メカトロニクス、プログラム言語、CAM)、エネルギー応用システム、自動車制御システム、産業用ロボットシステム、民生用ロボットシステムなどの機械システムをバランスよく学びます。もっと見る
- 卒業後、就職について
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■卒業後の進路
●輸送機・安全システム分野
宇宙・航空機メーカー、自動車・輸送機メーカー、制御システムメーカー
(機械設計技術者、システム設計技術者、生産技術者、開発設計者)
●エネルギー・環境分野
熱・流体機器メーカー、計測機器メーカー、保守管理会社
(機械設計技術者、システム設計技術者、生産技術者、開発設計者)
●医療・福祉分野
医療機器メーカー、福祉機器メーカー
(機械設計技術者、システム設計技術者、開発設計者)
●ロボット・メカトロニクス分野
省力自動化装置メーカー、自動車・輸送機器関連メーカー、計測・制御装置メーカー、電気・電子機器メーカー
(システム設計技術者、機械設計技術者、生産技術者、プログラム技術者、開発設計者)
●ソフトウェア分野
システム設計メーカー、組み込みシステムメーカー
(プログラム技術者)
●医療・福祉機器分野
医療機器メーカー、福祉機器メーカー
(設計技術者、生産技術者)
■主な就職先(2020年~2022年度実績)
SUBARU、スズキ、関西電力、富士電機、豊田合成、関電工、きんでん、近畿日本鉄道、三菱電機エンジニアリング、名古屋鉄道、トーエネック、スタンレー電気、住友電装、太平洋工業、アーレスティ、デンソーテクノ、デンソーテン、豊生ブレーキ工業、新東工業、NDS、三菱電機プラントエンジニアリング、青山製作所、愛知時計電機、エンシュウ、トヨタ車体精工、ファインシンター、兼房、FTS、NDS、協豊製作所、トリニティ工業、アイコクアルファ、新生テクノス、津田工業、安永、KVK、フジキカイ、旭情報サービス ほか多数
※掲載社名は2020年度までは総合機械工学科の実績です。もっと見る
- 奨学金制度
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本学ではお得な入学奨学金制度を用意しています。
■総合・推薦型入学時特別奨学生
総合・推薦型入学試験の合格者で本学に入学後も他の学生の模範となり得る人物に奨学金を給付する制度です。
[対象入試]
総合型選抜入学試験、専門高校総合型入学試験、女子特別総合型選抜入学試験、一般推薦入学試験、指定高校推薦入学試験
[給付金]
第1種 総合・推薦型入学時特別奨学生:入学金全額(10名程度)
第2種 総合・推薦型入学時特別奨学生:入学金半額(20名程度)
■学力系入学時特別奨学生(2024年度)
成績優秀者50名程度を入学時特別奨学生として採用します。
[対象入試]
特別奨学生・M方式入学試験、前期入学試験A方式、前期入学試験B方式、大学入学共通テスト利用前期入学試験C方式・D方式
[給付金]
第1種 入学時特別奨学生:年額約130万円×4年間=約520万円免除
第2種 入学時特別奨学生:年額約60万円×4年間=約240万円免除
(入学時から最短修業年限)
※入学後成績等の基準を満たさない場合、奨学生の資格を取り消される場合があります。もっと見る
- 学校について
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■中部地区31社のバックアップで設立
大同特殊鋼、中部電力、名古屋鉄道など、中部地区31社の「日本のものづくりを支える人を育てたい」という熱意のもとに設立された、2024年で創立60周年をむかえる伝統校です。もっと見る
機械システム工学科の概要
- 定員110名
- 修業年数 4年
- 昼夜昼
- 募集共学
- 学費166万1300円 [2024年度]
※2024年4月入学者対象のものです。
学べる学問
- ・機械工学
- ・システム工学
目指せる職業
- ・ロボット開発技術者
- ・機械設計・技術者
- ・システムエンジニア(SE)
- ・開発・設計
資格
- ・公害防止管理者
- ・基本情報技術者試験
- ・危険物取扱者
- ・ITパスポート試験
- ・機械設計技術者
- ・トレース技能検定
- ・CAD利用技術者