工学部 電気電子工学科
エネルギー、エレクトロニクス、材料・デバイスの3分野で活躍する先進の電気電子技術者を目指す。
電気電子工学科の特長
- カリキュラム
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電気電子工学は現代の人々の社会活動を支える礎。高度な理論家から企業で活躍した実務家まで、幅広い教授陣が全力で応援。エネルギー分野、エレクトロニクス分野、電子材料・電子デバイス分野、それぞれの将来を担う先進の技術者を育成します。
■1年次
主として、電気電子工学を学ぶ上での基礎となる、数学、物理、化学などを学びます。また、専門科目の中で重要な科目である、電気回路理論や電気磁気学を学びます。前期では、電気電子工学に対する興味・関心を持つための、電気電子入門セミナーを受講します。
■2年次
本格的に電気電子工学の専門科目を受講します。電気回路理論、電気磁気学、電子回路などの必修科目に加えて、多くの選択科目が開講されます。電気電子工学実験も始まり、回路を組んだり計測器を用いたりして理解を深めていきます。
■3年次
多くの選択科目の中から、各自の将来キャリアを考えた受講をしていきます。科目は、より専門的な内容になります。後期には、総復習となる電気電子セミナーが開講され、就職や進学に備えます。
■4年次
卒業研究や、それに関するセミナーが主体となりますが、一部の専門的な科目も受講できます。後期末には、大学での学修の集大成として、卒業研究発表会でプレゼンテーションを行います。もっと見る
- 学べる内容
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■レアメタルにとって代わるカーボンアロイ触媒の開発
期待を集める燃料電池に使う触媒としてプラチナが使われていますが、希少でしかもとても高価です。環境にやさしいEV車にはレアメタルが使われていますが、掘り出すために莫大なエネルギーが必要ですし、廃棄する時にも環境負荷が生じます。そこで環境への負荷が小さい材料が期待されているのです。当学科が開発中のカーボンアロイは、炭素と窒素を結合させたもので、プラチナ同様の触媒作用を発揮し、しかも低コストで環境にやさしい触媒です。理化学研究所や豊田工業大学とパートナーシップを組んで、実用化に向けた基礎研究と応用技術の開発に取り組んでいる最中です。
■これからのエネルギー問題に貢献できる電力系統開発を目指す
現代社会を支える電気エネルギーを、誰もが、効率よく、適切なコストで、十分に利用できるための研究を進めています。特に力を入れているのは、直流送配電の研究です。数十万ボルト、数百万キロワットという大電力輸送には直流送電が適しています。また、異なった周波数地域を連系できるのも直流送電だけです。当学科では、日本のすべての直流送電、周波数変換設備の開発や納入に携わり、日本メーカーとして初めて海外向けのシステムを開発し輸出した経験を背景に、新しい直流システムの研究と、水素エネルギー社会を念頭に置いた水素エネルギーの貯蔵・取り出し方法の研究を進めています。もっと見る
- 卒業後、就職について
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■卒業後の進路
●エレクトロニクス分野
通信設備会社、電気機器メーカー、電子回路製作会社
(システム設計開発、サービスエンジニア、研究開発、回路設計、品質保証、技術営業)
●材料分野
鉄鋼メーカー、電子部品メーカー、ガラスメーカー、分析機器メーカー
(研究開発、製造技術、材料開発、サービスエンジニア)
●電気設備分野
電力会社、電気設備会社、建設会社
(建設会社、施工管理、保守管理)
●製造分野
自動車部品メーカー、家電メーカー、精密機器メーカー
(技術開発、品質管理、設計開発生産技術、回路設計)
●情報関連分野
通信設備会社、ソフトウェア開発会社、システム開発会社
(施工エンジニア、保守・保全技術営業、システム開発)
■主な就職先(2020~2022年度実績)
ジェイテクト、荏原製作所、住友電装、不二越、エディオン、トーエネック、きんでん、セコム、三菱電機プラントエンジニアリング、NDS、シーキューブ、シーテック、デンソーエレクトロニクス、トリニティ工業、富士変速機、日鉄テックスエンジ、シチズン時計マニュファクチャリング、ダイドー電子、日本トレクス、日本空調サービス、中部プラントサービス、豊臣機工、旭情報サービス、新生テクノス、システムリサーチ、太平製作所、パナソニックEWエンジニアリング、東光電気工事、中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋、バッファロー、中立電機、高木製作所、名鉄EIエンジニア、中央電気工事、川北電気工業、テクノエイト、大同マシナリー、トヨトミ、名古屋市役所、愛知県警察本部 ほか多数もっと見る
- 奨学金制度
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本学ではお得な入学奨学金制度を用意しています。
■総合・推薦型入学時特別奨学生
総合・推薦型入学試験の合格者で本学に入学後も他の学生の模範となり得る人物に奨学金を給付する制度です。
[対象入試]
総合型選抜入学試験、専門高校総合型入学試験、女子特別総合型選抜入学試験、一般推薦入学試験、指定高校推薦入学試験
[給付金]
第1種 総合・推薦型入学時特別奨学生:入学金全額(10名程度)
第2種 総合・推薦型入学時特別奨学生:入学金半額(20名程度)
■学力系入学時特別奨学生(2024年度)
成績優秀者50名程度を入学時特別奨学生として採用します。
[対象入試]
特別奨学生・M方式入学試験、前期入学試験A方式、前期入学試験B方式、大学入学共通テスト利用前期入学試験C方式・D方式
[給付金]
第1種 入学時特別奨学生:年額約130万円×4年間=約520万円免除
第2種 入学時特別奨学生:年額約60万円×4年間=約240万円免除
(入学時から最短修業年限)
※入学後成績等の基準を満たさない場合、奨学生の資格を取り消される場合があります。もっと見る
- 学校について
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■中部地区31社のバックアップで設立
大同特殊鋼、中部電力、名古屋鉄道など、中部地区31社の「日本のものづくりを支える人を育てたい」という熱意のもとに設立された、2024年で創立60周年をむかえる伝統校です。もっと見る
電気電子工学科の概要
- 定員90名
- 修業年数 4年
- 昼夜昼
- 募集共学
- 学費166万1300円 [2024年度]
※2024年4月入学者対象のものです。
学べる学問
- ・機械工学
- ・情報工学
- ・電気工学
- ・通信工学
- ・電子工学
目指せる職業
- ・機械設計・技術者
- ・セールスエンジニア
- ・電気工事士
- ・電子回路設計技術者
- ・情報通信技術者
- ・開発・設計
資格
- ・電気主任技術者
- ・電気工事士
- ・電気通信主任技術者
- ・基本情報技術者試験
- ・工事担任者
- ・ITパスポート試験
- ・CAD利用技術者