理工学部 原子力安全工学科
安全な原子力の実現を目指し、高い知識を持った専門家を育成する
原子力安全工学科の特長
- 学部・学科・コースについて
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そのあり方について様々な議論がなされている現在の日本のエネルギー政策。しかし、現時点では国内外に数多くの原子力発電所が存在していることは確かで、それだけに専門知識と技術を備えるエキスパートの教育は、国内外から強く求められています。本学科の目的は、原子力や放射線の安全性を高めるための技術者を育成すること。半世紀にわたり積み重ねてきた研究成果を活用し、体系的学習と実験に基づいて、原子力の専門知識について学びます。
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- 学べる内容
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■工学基礎を学びながら、実務的な原子力の専門性を修得
●様々な工学技術が融合した原子力工学技術を理解するため、機械・電機・電子などの工学基礎をしっかり学習します。
●原子力システム、原子力安全工学、放射線応用工学、放射線計測、原子力リスク評価、原子力耐震工学など、原子力の安全性から放射線領域・政策まで、幅広く学びます。
●原子力機関・施設と連携して、原子力エネルギーの安全な運用に関する実践的な実習・訓練を行い、高い実務能力を養います。
■学びのキーワード
材料・素材開発/材料・強度評価/分析・計測・制御/画像工学/エネルギーと環境/原子力/流体/熱機関・熱工学・熱伝導/放射線利用/構造構法/安全・防災/環境/応用物理もっと見る
- カリキュラム
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■教育研究分野
<原子力システム>核分裂、核融合および加速器に関する研究を実践。
<原子力安全工学>安全な原子力発電システムを学術面から追究。
<放射線応用工学>放射線を利用し、原子力分野で使われる材料の開発などを行う。
<放射線計測>中性子線を利用し、燃料電池内における撮影装置や処理装置などの開発。
<原子力リスク評価>原子力利用における科学的に合理的な安全確保、危機管理のあり方を研究。
<原子力耐震工学>原子力施設の建物、機器、配管などの耐震安全性確保の研究。もっと見る
- 卒業後の進路
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卒業後の活躍の場は幅広く、原子力・放射線関連分野はもとより、電気系産業、機械系産業、あるいは官公庁・自治体なども対象となります。
■主な職種
原子炉保安・管理技術/発電プラント設計/技術士(原子力・放射線)/教員/公務員/研究員/保安検査官/行政関係/放射線取扱主任者/原子炉主任技術者/機械設計技術/生産管理/生産技術 ほかもっと見る
- 資格について
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■取得可能な免許
中学校教諭免許状【理科】<国>(1種)
中学校教諭免許状【技術】<国>(1種)
高等学校教諭免許状【理科】<国>(1種)
高等学校教諭免許状【工業】<国>(1種)
■目標とする資格
技術士<国>(原子力・放射線部門)
原子炉主任技術者
放射線取扱主任者<国>
エックス線作業主任者<国>
核燃料取扱主任者
■取得できる資格
技術士補<国>(原子力・放射線部門)
※原子力安全工学科はJABEE(日本技術者教育認定機構)認定を受けており、同学科を卒業すると技術士1次試験の受験を免除され、技術士補の資格を取得することができます。もっと見る
原子力安全工学科の概要
- 定員45名
- 修業年数 4年
- 昼夜昼
- 募集共学
- 学費173万6000円
※2025年4月入学者対象のものです。
学べる学問
- ・エネルギー工学
- ・建築工学
目指せる職業
- ・国家公務員
- ・地方公務員
- ・機械設計・技術者
- ・中学校教諭
- ・高等学校教諭
- ・原子炉保安・管理技術
- ・保安検査官
- ・放射線取扱主任者
- ・原子炉主任技術者
- ・研究員
資格
- ・中学校教諭免許状
- ・高等学校教諭免許状
- ・放射線取扱主任者
- ・技術士
- ・技術士補
〈補足〉
中学校教諭免許状【理科】<国>(1種)
中学校教諭免許状【技術】<国>(1種)
高等学校教諭免許状【理科】<国>(1種)
高等学校教諭免許状【工業】<国>(1種)
技術士<国>(原子力・放射線部門)
技術士補<国>(原子力・放射線部門)