静岡県 沼津工業高校 | 中学校で「ものづくり講座」を開講 科学の面白さ中学生に伝授 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

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中学校で「ものづくり講座」を開講 科学の面白さ中学生に伝授

静岡県 沼津工業高校 3年生のみなさん

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駿河湾に臨む伊豆半島の付け根、愛鷹山の麓に位置する港町、沼津市。人が輝き、まちが躍動する交流拠点都市をめざす同市に、静岡県立沼津工業高校がある。「不撓」を校訓とする同校は、1939(昭和14)年に開校。以来、静岡県東部地区で一番歴史のある工業高校として、生徒を主体に、日頃の学びを活かした地域貢献を進めている。そのひとつが、自分たちが講師となって、中学生にものづくりの楽しさ、科学の面白さを伝える出前講座だ。

昨年の11月24日には沼津市立第三中学校、26日には同市立金岡中学校を3年生が訪問し、「ものづくり講座」を開講。多彩な実験や製作体験を通して、ものづくりの醍醐味を伝授するもので、今年で5回目となる。

24日の第三中学校には、同高の機械科、電気科、電子科、建築科、土木科、物質工学科の各学科で学ぶ3年生約40人が参加。三中の3年生210人を学科ごとに分けて、講座を行った。

中学生は、高校生のわかりやすい説明とていねいな指導のもと、気体の膨張と収縮を利用したスターリングエンジンの仕組みを模型で学んだり(機械科)、屋内配線工事で使われている基本的な電気工事(電気科)を実際に行ったり、ハンダ付けによるLED(発光ダイオード)点滅回路を製作して電子回路の仕組みを学習(電子科)。また、1枚の紙から切って折るだけで誕生する芸術的で立体的な造形物「折り紙建築」(建築科)の製作や、校庭に出て測量の仕方(土木科)、化学電池の実験を通して普段あまり意識しない化学と生活のつながり(物質工学科)を学んだ。

中学生は、興味津々の様子で取り組み、科学することの面白さに引かれた生徒も多かったようだ。

講師として今回の講座に参加した沼津工高の生徒は、「いつもの教わる立場から教える立場になって、伝えることの難しさを実感した」「中学生がこの「ものづくり講座」をきっかけに、科学やものづくりに興味を持ち、沼工に入学してくれたらうれしい」と話していた。

(2011年1月掲載)

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