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善きことをした高校生達
世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。
目指せ、書き初め名人 子どもたちに書道を手ほどき
千葉県 船橋市立船橋高等学校 書道部・有志生徒のみなさん
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千葉県船橋市の市立高校として、1957(昭和32)年に創立した船橋市立船橋高等学校。サッカー部や野球部、バレーボール部や陸上競技部、吹奏楽部などの強豪校として知られるとともに、「市船(いちふな)」の愛称で船橋市のシンボル的存在でもある。そのため、同校生徒は、小・中学生から市民向けまで幅広い地域交流を行っている。
2010年12月15、16日の両日、書道部員ら8人の生徒が同市立葛飾小学校を訪問。特別授業「目指せ、書き初め名人」を開講した。
この特別授業は、葛飾小が主催した。同小では、社会福祉協議会との連携で、4~6年生までの児童が、もの作りや房総カルタ会などを通して市民との交流を深めている。これまではお年寄りが中心だったが、子どもたちに近い年齢層との交流も必要と考え、市立船橋高校書道部を招いての出前授業が企画された。
今回、指導したのは、書道部員をはじめ、書道で優秀な生徒と自ら志願した生徒の8人。同小の6年生約260人が「日本の春」を課題に、腕を磨いた。
初めは双方ともやや緊張した様子だったが、すぐに打ち解け、子どもたちはお兄さん、お姉さんのような高校生に積極的に質問。市船生も、わかりやすい言葉で丁寧に応えるとともに、教室を回りながら児童に手本を見せたり助言を与えたりしていた。
高校生による特別授業は、葛飾小にとって初の試みで、同小では「児童が、年齢の近い高校生から優しく指導を受けることで、書道に親近感を持つのでは」と期待していた。
市立船橋高校はキャリア教育の一環で生徒を派遣しており、初めて“先生”を体験した書道部員は「どう教えたら良いのか悩んだ。大変だったが、いい経験ができた」と話し、「今後も地域のために協力できれば」と意欲を見せていた。
今回の特別授業は、市船生、小学生にとっても、有意義な交流会となったようだ。
(2011年3月掲載)
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