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善きことをした高校生達
世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。
大阪なんばで「熱血献血キャンペーン」 市民に協力呼びかけ
大阪府 港南造形高校 1、2年生のみなさん
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1984(昭和59)年、大阪府立港南高等学校の校名で創立し、2003(平成15)年、我が国トップクラスの美術系専門高校として開校した大阪府立港南造形高校。「創造・自律・共生」を校訓とする同校の生徒は、充実の専門教育や学校生活の中で育んだ創造性や感性を生かし、地域交流や貢献活動に力を入れている。
例えば、大和川クリーンアップキャンペーンの一環として、大和川再生協議会と協力し、大和川右岸堤防に陶板約800枚を80メートルにわたって貼り付け、陶板画ストリートを設置したり、地域の祭りに木工教室を開いたりしている。
こうした生徒の活動領域はさらに拡がり、今年の2月15日と18日には、1、2年生が、大阪市中央区のなんば高島屋前で揃いの黄色のスタッフジャンパーを着て、献血キャンペーンを実施した。
きっかけは昨年9月、大阪府健康医療部薬務課からの「熱血献血キャンペーン」のポスターコンクールへの出品打診だった。それを受けて、ポスター原画を制作・応募するだけでなく、大阪府の献血の現状やその意義を学ぶ講演会を開催。“献血者は増加傾向にあるが、10~20代は年々減少している”などの実態を聞き、街頭で献血を呼びかける献血キャンペーンへの協力を、薬務課に申し出た。
そして、最初のボランティア活動となった15日には、1、2年生12名と教員2名が、2回目の18日には、1、2年生15名と教員2名が、会場のなんば高島屋前に並び、ポスターコンクールで優秀賞に選ばれた同校生徒の作品2点を印刷したチラシと、生徒が応募した53枚のポスターを原画にしてデザインしたしおりを配布しながら、通行人に献血を呼びかけた。
また、献血会場のまいどなんば献血ルームでは、献血協力者に生徒がしおりや似顔絵をプレゼントした。
生徒の呼び掛けで献血に協力した市民は「いい記念になりました。若い人には同年代の呼びかけは説得力があるのでは」と生徒の活動にエールを送っていた。
今回のボランティア活動に参加した生徒は「講演を聴くまで対象年齢などいままで献血について何も知らなかった。友達にも教えてあげたい」という。そして、「自分たちがデザインし、制作した作品が、社会とどのような関わりを持つのかを実感できた」と充実した面持ちで話していた。
(2011年3月掲載)
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