京都府 京都共栄学園高校・中学校 | 音楽で思いを届けたい 被災地支援へチャリティー演奏会開く | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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音楽で思いを届けたい 被災地支援へチャリティー演奏会開く

京都府 京都共栄学園高校・中学校 吹奏楽部のみなさん

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京都府福知山市に1961(昭和36)年に創立した京都共栄学園高等学校。『自立共栄』を建学の精神とする同校の生徒は、『利他』の心で『誰かのために、何かを頑張れる人』となるよう努めている。40年以上続く卒業前の伝統行事として、生徒会と3年生の代表が通学に利用するJR福知山駅での感謝の清掃奉仕活動などは、その一例だ。

今年の3月19日には、吹奏楽部の生徒が「東日本大震災の被災地を勇気づけよう」と、JR福知山駅北口公園で2回、チャリティー・ミニコンサートを開催した。

また会場では、「がんばれ、日本 がんばれ、東北」のスローガンのもと、生徒会役員とボランティアで参加した生徒約20人が、前日と当日の2日間にわたって市民に募金の協力を呼びかけた。

演奏会には、趣旨に賛同した中学部の生徒も加わり総勢23人が参加し、連帯をイメージした「愛は勝つ」、ドラマの主題歌にもなった「ベストフレンド」など7曲を披露。アンコールではアカペラで「アメイジンググレイス」を合唱し、吹奏楽部の演奏に聴き入っていた市民から大きな拍手がおくられていた。

今回のチャリティー・ミニコンサートを企画した吹奏楽部の部員は、「ニュースで被災地の様子を見て、困っている方々に手を差し伸べたいと思った」「みんなで自分たちに何が出来るか考え、急遽プログラムを組みました」「練習不足でしたが、音楽を通して被災地に想いを届けたいと、心をこめて演奏しました」と話していた。

募金活動の柱となった生徒会役員は「被災地に行くことができない私たちが、一番早くできることが募金活動だった」といい、駅の利用者や通りかかった市民に、「被災者の方々のために」と熱心に協力を呼びかけた。吹奏楽部の演奏に聴き入っていた多くの市民が「ご苦労様」「がんばってね」と声をかけながら、募金箱に義援金を入れていた。また、生徒の活動を知って、自宅から義援金をもってわざわざ駆けつけた市民もおり、生徒は、「予想を上回る多くのみなさんが来てくれた。おかげでたくさんの義援金が集まりました」と感謝していた。

後日、生徒会の役員が生徒を代表して市役所を訪問。吹奏楽部員や市民の被災地への思いを込めた義援金約35万円を寄付した。

(2011年5月掲載)

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