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善きことをした高校生達
世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。
ボランティアで育てた花で町の花壇を整備
北海道 壮瞥(そうべつ)高校 全生徒のみなさん
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北海道の南西部に位置する洞爺湖の南東岸に面する町、壮瞥町。有珠山・昭和新山という火山のある町として、また、雪合戦の国際大会「昭和新山国際雪合戦」が開催される町としても知られるこの町に、町立壮瞥高校がある。「和」を校訓とする同校では、いつの時代にあっても、逞しく,心豊かに社会に貢献できる人づくりを目指している。生徒も、その学びに応え、「朝市」や「秋の収穫祭」などでの町民との交流や、3年生が補助役を務め、子供たちに農業の楽しさを伝える「壮瞥小園芸学習会」など、多彩な活動を推進している。
中でも10年以上続くボランティア活動がある。それが「ボランティアサポートプログラム」で、今年も6月22日に全生徒と教職員合わせた約60人が参加し、町内を通る国道沿いや公共施設の花壇整備に取り組んだ。
これは洞爺湖や昭和新山、壮瞥滝、蟠渓温泉などへの来町者が増える観光シーズンを前に、同校生徒が実施している地域貢献活動の一つ。
生徒は国道453号沿いの植樹枡をはじめ、町のメインストリート、壮瞥川に架かる栄橋、町立保健センターなどの公共施設に設置された花壇に、マリーゴールドやサルビア、ロベリア、アリッサムなどの様々な花の苗約3500株を植えた。さらに、商店横の大花壇のデザインも生徒が担当、全ての花がメロンパン模様で均等に植えられた。
5月に開催した「朝市」後から準備を進めてきたが、今年は天候が不順で花の生育が遅く、この日植えた苗も多くがつぼみの状態のまま。それでも生徒は「1週間ほどでたくさんの花が色鮮やかに咲き始めるのでにぎやかになる」「たくさんの町民や観光客の方に見てもらえたら」と話し、「高校生でもやればできることを証明したい」と自分たちで育てた苗に自信をのぞかせていた。
さらに20個のプランターが滝之町駐在所、郵便局、ガソリンスタンド、伊達信用金庫、商工会の5カ所にプレゼントされた。町民らは「毎年の楽しみ」「町が花でいっぱいになるとうれしい」と話すなど、苗植えに汗を流す壮瞥高生徒に感謝していた。
(2011年8月掲載)
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