福岡県 小倉高校 | 東日本大震災被災地のために 義援金49万円を北九州市に託す | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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東日本大震災被災地のために 義援金49万円を北九州市に託す

福岡県 小倉高校 生徒会・インターアクトクラブのみなさん

>この学校を詳しく知ろう

江戸時代から城下町として発展してきた北九州市小倉北区。九州五街道の起点であり、古くから陸上交通の要衝の地であったこの町に、1908(明治41)年に創立した県立小倉高校がある。

生徒は、「勉学・創造・規律・勤労・敬愛」の校訓のもと、同校の100年を超す「文武両道」「質実剛健」の精神を受け継ぎ、日々、勉学や部活などに精励努力している。加えて、ボランティア活動にも熱心で、ユニセフ募金などに取り組むインターアクトクラブをはじめ、生徒は多彩な活動を展開している。

今年の7月5日には、生徒3人が北九州市役所を訪れ、東日本大震災の被災地支援のために集めた義援金約49万円を託した。

3月11日の大震災後、甚大な被害にあっても、前向きに進もうとする被災者の姿をニュースなどで知る中で、生徒の間から「何か学校でできないか」「自分たちにできることをしよう」という声があがり始めた。そこで生徒会やインターアクトクラブが中心となり、まず4月に校内募金を、続いて5月に開催した文化祭では、生徒が持ち寄った品物のバーゲンセールを実施した。さらに、保護者も協力。同文化祭で保護者が作る名物「倉高カレー」を来場者に販売。それらの収益金を合わせた約49万円を集めることができた。

7月5日の当日は、生徒会、インターアクトクラブの代表3人が北九州市役所を訪問。

生徒や保護者、市民の協力で集めた義援金を同市保健福祉局に手渡した。この日参加した生徒は「被災された方々の物資購入などに使ってもらいたい」と願っていた。

なお、同校では卒業生も募金活動を展開しており、先輩から後輩へ、100年にわたる倉高精神がしっかりと受け継がれていることを示していると言えるだろう。

(2011年8月掲載)

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