福岡県 浮羽工業高等学校 | 「空飛ぶ車いす」活動で、被災地東北とタイに修理済み車いすを贈る | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

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「空飛ぶ車いす」活動で、被災地東北とタイに修理済み車いすを贈る

福岡県 浮羽工業高等学校 自動車研究部のみなさん

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福岡県立浮羽工業高等学校の生徒は、日々学んでいる工業技術を生かした社会貢献活動「テクノボランティア」に積極的に参加している。その一例が自動車研究部の「空飛ぶ車いす」活動だ。

「空飛ぶ車いす」活動は、全国の工業高校の生徒が修得した技術力で、使われなくなった車いすを修理・再生し、アジアなど海外の障害者に贈る活動だ。公益財団法人・日本社会福祉弘済会(東京)の呼び掛けで、1999年から始まった運動で、浮羽工高の自動車研究部は、2005年から参加。市民から寄せられた車いすを修理し、台湾や韓国などに部員自ら届けてきた。昨年は、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市を訪れ、修理済み車いすを届けた。

今年も8月7日~10日の4日間、部員4名と教職員2名が陸前高田市と宮城県気仙沼市を訪問。車いす4台を贈るとともに、車いすの修理にあたった。続いて8月28日~9月2日の日程で、10名の部員全員と教職員2名が洪水被害にあったタイを初訪問。バンコクの施設に車いす10台を贈呈した他、現地の工業高校生と「技術交流」も行った。

福岡県 浮羽工業高等学校 自動車研究部のみなさん2 福岡県 浮羽工業高等学校 自動車研究部のみなさん3 福岡県 浮羽工業高等学校 自動車研究部のみなさん4

参加した生徒は「使ってくれる人の笑顔をみてやる気が出た」「工業高校生の技術力を発揮し、日本で廃棄されている車いすを全部再利用できるようにしたい」と意欲を燃やしていた。
(2012年9月掲載)

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