岩手県 宮古工業高校 | 緊急時の備え「かまどベンチ」 中学校に寄贈 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。

緊急時の備え「かまどベンチ」 中学校に寄贈

岩手県 宮古工業高校 機械科3年生のみなさん

今年6月、岩手県立宮古工業高校の機械科3年生2人と教諭が大船渡市立吉浜中学校を訪問。生徒が課題研究で製作している「かまどベンチ」を贈った。

「かまどベンチ」は鉄製で普段はベンチとして使用。災害時や緊急時などでは、座面の板をはずし、炊き出し用の鍋などが火にかけられるかまどとして使うことができる。

宮古工高では、東日本大震災後の2012年、当時の機械科3年生が、全国の高校でいち早く防災かまどベンチの製作に取り組んだ滋賀県立彦根工業高校の生徒と、全国唯一の環境防災科を持つ兵庫県立舞子高校の生徒と協力し、新しいタイプの「かまどベンチ」を設計・製作。移動できるよう軽量化するなどの研究・改良も進めてきた。

岩手県 宮古工業高校 機械科3年生のみなさん2 岩手県 宮古工業高校 機械科3年生のみなさん3 岩手県 宮古工業高校 機械科3年生のみなさん4

今回、吉浜中学校への寄贈は、昨年7月、宮古工高の生徒が、同中で宮古湾の模型を使った津波防災授業を行った際、提案したのがきっかけで実現した。

今年3月、吉浜地区に建立された「平成の津波記憶石」付近にも設置が検討されており、今回、吉浜中を訪問した3年生は「かまどベンチは災害時、被災者に温かい食べ物を提供するだけでなく、普段からの防災意識の向上や地域の人々の交流、絆を深める起点となる」「今後も、いつ起こるかわからない災害に備え、ベンチの改良と普及に努めたい」と力強く話していた。
(2014年8月掲載)

あなたのまわりの素晴らしき高校生・善きことをした高校生をご紹介ください。
掲載につきましては、小社にて検討させて頂くことがあります。
メールに氏名(団体名)、都道府県、高等学校名、学年、あなたのお名前、お電話番号、住所、情報源、記事内容をご明記の上、「日本の学校」編集部へお送りください。
この内容についてのお問い合わせ・ご感想ははこちらまで( webadmin@js-corp.co.jp )

高校オススメコンテンツ
私立高校のパンフレット取り寄せ 入試過去問題
塾情報
JS日本の塾
気になる学校を調べよう
高校情報
お役立ち記事
私の幼少期~両親の教え~

株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一