京都府 宮津高校 | 豪雨被害の保育園へ 手づくりの木製おもちゃを寄贈 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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豪雨被害の保育園へ 手づくりの木製おもちゃを寄贈

京都府 宮津高校 建築科2年生のみなさん

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今年8月の記録的豪雨で、京都府福知山市では2500棟を超える建物が水に浸かった。コスモス保育園夜間保育所、小鳩保育園、さくら保育園の3つの保育園も浸水被害にあい、困っていることを知った京都府立宮津高等学校の生徒たちは「被害にあった保育園と園児たちに役立つモノを作ろう」と立ち上がった。

建築科の2年生28人で、当初は9月の文化祭に向けて「宮津灯籠流し花火大会」のジオラマを作る予定だったが、急遽計画を変更。授業で使った木材の端材などで木製のおもちゃを作り、贈ることにした。

生徒たちは夏休みや放課後の時間を使い、積み木や平均台、釣り具セット、ままごと道具などを製作。角のある部分はサウンドペーパーでていねいに磨いて丸みを持たせるなど、子どもたちがケガをしないよう安全対策にも心がけた。

京都府 宮津高校 建築科2年生のみなさん2 京都府 宮津高校 建築科2年生のみなさん3

そして10月20日、建築科の2年生17人が3つの保育園を訪問。丹精込めて手作りした木製のおもちゃを届けた。園の中には今回の浸水被害でおもちゃや絵本を廃棄したところもあり、園児たちは大喜び。すぐに積み木などで遊びはじめ、高校生たちは笑顔で見守っていた。

また生徒たちは、被災した小中学校などで使ってもらおうとグラウンド整地用の木製トンボ34本を製作、同市教育委員会に寄贈した。部活動、ボランティア活動などを通して豊かな人間力を培うことを目標とする、同校生徒らしい活動といえるだろう。
(2014年11月掲載)

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