京都府 京都府立大江高校 | 町の昔を写した白黒写真をカラー化 地元の魅力を再発見 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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町の昔を写した白黒写真をカラー化 地元の魅力を再発見

京都府 京都府立大江高校 ビジネス科学科マルチメディアコースのみなさん

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1908年創立の京都府立大江高校の生徒たちは、その伝統として地域への愛着を育み、地域活性化に貢献する活動を進めている。英語観光ガイドブックレットの作成、地域の祭りやイベントなどを情報発信する各種広報活動、丹後・丹波の高校や支援学校と連携し、JR福知山駅で特産品を販売する「TANTAN見本市」の運営など、活動も多彩だ。

今年2月には、ビジネス科学科マルチメディアコースの生徒たちが、大江町の昔の風景を撮影した白黒写真をカラー化し、発表・鑑賞会を行った。

地元に伝わる歴史など地域の有形、無形の文化資源をデジタル化して保存、継承する「映像ミュージアムプロジェクト」の一環。写真のカラー化は、同コースの生徒23人が昨秋から徳島大学、京都工芸繊維大学の協力を得て取り組んできた。

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写真は地元の写真館が保管していた昭和初期から中期にかけての画像12枚で、生徒たちは、コンピューターの画像処理ソフトを使って、写真館店主に聞いた当時の様子をイメージしながら色付けし、落ち着いた色調に仕上げた。

発表会では白黒写真とカラー化した写真を一緒にパネル展示。旧大江町内の百貨店や大江音頭を踊る女性たちなどの作品を、多くの来場者が鑑賞した。

生徒たちは「カラー化の作業に時間がかかったが、納得いく作品に仕上がった」「町の昔の姿を多くの人に知ってもらえたと思う」「今後も町の活性化に貢献したい」と話していた。
(2017年4月掲載)

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