群馬県 桐生市立商業高校 | 地元商店と新商品開発 地域活性化を後押し | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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地元商店と新商品開発 地域活性化を後押し

群馬県 桐生市立商業高校 「課題研究」調査研究を選択した3年生のみなさん

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桐生市立商業高校では、3年生が履修する「課題研究」の授業で、調査研究を選択した生徒が地域活性化等をテーマとして桐生市など地元商店と共同で、商品開発やチラシの作成などについて取り組んでいる。同校の生徒はこれまで、桐生市内の菓子店と「かぼちゃのシュークリーム」を開発したり、複数の飲食店に協力してもらい「あなたもこれで桐生のグル名人!!」というクーポン券付きのグルメマップを作成したりして実績を上げている。

今年度「課題研究」の授業の中で調査研究を選択した生徒は約30人。7つの班に分かれた生徒たちは、作りたい商品を考え、地域の地元商店に電話などで協力を依頼し、企画書を提出。商店は生徒の意見を活かしつつ試作し、仕上げていく。生徒もチラシ作成などで情報を発信して店をサポートする。

7月、2つの班が新商品を完成させた。桐生市内のラーメン店と組んだ班が開発したのは、冷やし中華の上にトマトのかき氷を振りかけた「トマトの冷やおろし中華」(7月末まで)と、甘酸っぱい恋の味をイメージした「レモンブリュレ」(8月末まで)。どちらも「夏らしい味」と好評だった。

群馬県 桐生市立商業高校 「課題研究」調査研究を選択した3年生のみなさん2 群馬県 桐生市立商業高校 「課題研究」調査研究を選択した3年生のみなさん3

また、「食べやすくインスタ映えするエクレア」をテーマに太田市の洋菓子店と開発したのは、エクレアの上にマシュマロをのせた「エクレア・パリジェンヌ」。生徒が提案したイチゴ、キャラメル、抹茶の3種類があり、店頭で販売中だ。

生徒に協力した店側は、高校生の「自由で新鮮な発想」に充実感を持って取り組めたと話す。生徒たちも、地域の新名物となる商品開発を通して地域活性化を目指し、調査研究を進める考えだ。
(2018年8月掲載)

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