沖縄県 八重山農林高校 | 漂着ごみの深刻さ知って 海岸清掃1時間で約6トン | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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漂着ごみの深刻さ知って 海岸清掃1時間で約6トン

沖縄県 八重山農林高校 ビーチクリーン活動実行委員会のみなさん

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沖縄県立八重山農林高校の生徒たちが、今年2月、地元石垣島の平野海岸で清掃活動を実施した。主催したのは「生物リテラシー」を選択する3年生14人。海洋プラスチックごみの漂着問題やマイクロプラスチックについて学ぶ中で、自分たちが住む石垣島の海岸の現地視察などを実施。市民や観光客などより多くの人が、漂着ごみ問題の深刻さに目を向けることこそ解決への道と、昨年末にビーチクリーン活動実行委員会を立ち上げ、「八重農ビーチクリーン活動~石垣島の現状を一緒に考えましょう!~」を企画した。

自作のポスターを校内に貼るなどの呼び掛けを行い、当日は、生徒会、野球部、郷土芸能部、サッカー部員など生徒、教職員や八重山高校生など約60人が参加した。

約1時間かけて漂着ごみを回収。ペットボトル約6700本(134袋)、発泡スチロール、漁具、 ビンや空き缶、ごみ袋に入らない漁具浮き球、大型発泡スチロール、大型プラスチック製ごみなどの大型ごみ、合わせて2トントラック3台分にもなった。

沖縄県 八重山農林高校 ビーチクリーン活動実行委員会のみなさん2 沖縄県 八重山農林高校 ビーチクリーン活動実行委員会のみなさん3

委員会のメンバーは、「多くの人が参加してくれてうれしい」と語り、「石垣島の海が漂着ごみでこんなにも汚れていることを実感できた」「漂着ごみの深刻さをもっと多くの人に知ってもらえるよう、ビーチクリーン活動をはじめ、今後もいろいろな形でこの問題に取り組んでいきたい」と話す。

「愛郷愛土」を校是とする同校の生徒たち。今回の活動もその一つといえ、「平野海岸や地元の海岸も綺麗にして石垣島の自然を守っていきたい」と決意を述べた。
(2020年3月掲載)

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