福島県 平工業高校 | コロナ禍でも読書を 近隣の中学校の図書室についたて寄贈 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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コロナ禍でも読書を 近隣の中学校の図書室についたて寄贈

福島県 平工業高校 生徒会のみなさん

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今年で創立80周年を迎えた福島県立平工業高校。地域から信頼され、必要とされる学校を目指す同校の生徒は、「いわきを元気にする平工」という地域の期待に応え、様々な活動を展開している。

生徒会もアルミ缶を回収し、これを基に老人ホームへ車椅子(43台)の寄贈などの地域貢献活動を推進する中で、今年は、コロナ禍に対応した活動に取り組んでいる。

手掛けたのは、学校図書室の机に飛まつ感染予防用の木製ついたての設置。長期休校により学習が遅れていることを受けたもので、各机の使い方を考え、数名が対面しても使えるように工夫されている。

福島県 平工業高校 生徒会のみなさん2 福島県 平工業高校 生徒会のみなさん3 福島県 平工業高校 生徒会のみなさん4

生徒からも好評だったことから、生徒会が「地域の人たちにも贈ろう」と企画し、近隣の中学校に声を掛けた。

最初の寄贈先は、課外授業で交流のあるいわき市立平第二中学校。6月末についたて8セットを贈った。

2校目は同市立湯本第二中学校。生徒会メンバーが卒業生で交流があったことから寄贈が決まり、7月中旬、2セットを贈り、図書室に設置された。

両校とも、使用する机の寸法に合わせて設計されたオリジナルで、生徒会の依頼を受けて土木環境工学科の生徒が製作した。

湯本第二中学校では「さすがにつくりがしっかりしている。読書や学習に大いに活用させていただく」と感謝していた。

生徒会では、9月に同市立江名中学校に6セット贈る予定で、今後も「すべては喜んでくれる人たちの笑顔のために」の活動理念のもと、地域に役立ち、元気にする企画を考え、実施していきたいと意欲を見せている。
(2020年8月掲載)

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