北海道 上磯高校 | 学校前の跨線橋の壁画、20年ぶりに北斗ゆかりの絵で再生 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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学校前の跨線橋の壁画、20年ぶりに北斗ゆかりの絵で再生

北海道 上磯高校 美術部員・有志生徒のみなさん

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北海道上磯高校は1952年の開校以来、「地域と共に歩む」を目指す教育を推進しており、生徒も地域交流、地域貢献活動に努めている。一例が美術部で、2019年には併設する北斗高等支援学校の生徒たちと、最寄駅の道南いさりび鉄道「清川口駅」の元売店スペースに作品を展示し、利用客を和ませた。

今年、同部員と有志を中心にした全クラスの生徒、北斗高等支援学校の生徒が協力して取り組んでいるのが、同校前を通る道道峠下上磯線の中野跨線橋擁壁の絵画再生事業だ。この壁面には20年程前に同校生徒が長さ約40メートル、高さ最大約5メートルにわたって描いた壁画があるが、経年劣化で色褪せてしまったことから、地域貢献の一環として、美術部の生徒を中心に新たにデザインした絵に描き直すこととなった。

5月にスタート。北斗市内の塗装会社がボランティアでこれまでの絵を消す下地塗装を行い、続いて生徒たちが学校祭の準備の合間に下書き、色塗り作業を始めた。

北海道 上磯高校 美術部員・有志生徒のみなさん2

部員らが考えたデザインは、新幹線や道南いさりび鉄道の「ながまれ号」、トラピスト修道院など、北斗にちなんだものを中心に表現し、地域の人々に楽しんでもらおうというもの。

生徒の多くが壁面に絵を描き、ペンキで色を塗るのは初めての経験だったが、夏の暑さにめげず作業を進めていた。8月下旬からは上磯小学校・中学校の児童・生徒も参加。道路沿いでの活動のため、生徒たちは安全に十分配慮しながら10月中の完成を目指す。

色塗り作業中、通りかかった幼児が手を振って応援する姿も見られ、生徒たちは「見た人が感動、感激してもらえる絵に仕上げたい」と意気込んでいた。
(2021年9月掲載)

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