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善きことをした高校生達
世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。
地元産キクイモを食べて幸せ 給食メニューやスイーツを考案
福島県 喜多方高校 生活部のみなさん
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今年度、旧喜多方高校と旧喜多方東高校が統合し、創設された福島県立喜多方高校。地域貢献活動など両校の生徒が培ってきた伝統はしっかりと受け継がれ、今秋には、生活部が地元特産のキクイモを使った給食メニューやスイーツを考案した。
同部の商品開発部は、会津喜多方青年会議所のみらい創造委員会企画の「知産知商喜多方」事業に参加。喜多方市の産業と商売を知り、地元への理解、郷土愛を育むことを目的としており、地元食材を使って市の小中学校に提供する給食メニューの開発はその一環。
部員たちは2グループに分かれ、市内の給食に使う人参や南瓜などの野菜を作っている「生産者の会」や、市内でキクイモを生産する「夢の森花の散歩みち実行委員会」から栽培法や特徴などを教わった他、給食献立についても学習。子供たち美味しく食べてもらおうと工夫と試作を重ね、生のキクイモやひき肉、ニンジンなどを用いたビビンバ「幸せのビンバビンバ」と、キクイモやカボチャ、白菜、厚揚げなどを使った「大地のあんかけかぼちゃ」の2品を考案した。
9月に試食会を開催。みらい創造委員会の委員や同校、学校給食の関係者ら9人が試食。「どちらの料理も素晴らしかった」と高く評価し、審査では「幸せのビンバビンバ」が選ばれ給食センターに提案されたが、「大地のあんかけかぼちゃ」も給食メニューにふさわしいと評価され、11月より2品それぞれ別日に市内の小中学校に提供されている。「キクイモの特徴を生かした」という生徒は「子供たちに給食で食べてもらい笑顔になってもらいたい」と望んでいた。
同じ11月には、同部スイーツ班が6月より開発していた菊芋スイーツ「キクイモブラウニー」が、市内のパン・焼き菓子店の協力によって「幸せのキクイモ」のブランド名で販売を始めた。
同部では、多くの人に食べてもらい、キクイモと喜多方の魅力を広めたいと話していた。
(2021年11月掲載)
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