山形県 村山産業高校 | 毎日食べたいお総菜 ご飯にかける芋煮考案 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。

毎日食べたいお総菜 ご飯にかける芋煮考案

山形県 村山産業高校 農業科学部サトイモ班のみなさん

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2014年開校の山形県立村山産業高校。生徒たちは地域社会を元気にする力を産み出し、発信・提案を続けていくべく、日々学びに励んでいる。

地域活性化を目標にした商品開発に積極的で、今年秋には農業科学部サトイモ班のメンバーが、山形の秋の味覚「芋煮」を再現した具だくさんの総菜「まんま芋煮」を開発した。コロナ禍で河川敷での芋煮会の中止が続く中、同部の生徒が「家で芋煮会の気分が味わえる惣菜を作りたい」と考えたことが始まり。

昨春、農業科学部サトイモ研究班に相談。同班は地元の新名物として、芋煮を活用した加工食品の開発を続けており、四季を通じて食べたくなる芋煮の新惣菜開発に加わることになった。

山形県 村山産業高校 農業科学部サトイモ班のみなさん2 山形県 村山産業高校 農業科学部サトイモ班のみなさん3

食材は学校農場で栽培したサトイモとネギ、県産のコンニャク、シメジ、マイタケ、ゴボウと国産牛肉を細かく刻み、しょうゆやみりん、料理酒など濃いめの味付けで煮込み、ご飯にのせて食べられるよう片栗粉でとろみを付けた。

芋煮らしい味付けにするため試行錯誤したという生徒は「地元の新たな名物の開発に関われてうれしい」と話し、商品名も生徒が考えた。

今回の惣菜開発には地元の惣菜店が協力。11月13日、道の駅むらやまで開かれた秋の収穫感謝祭で1個130g、30個限定で販売したところ、ご飯にのせる芋煮という珍しさが評判となり、約1時間で売り切れた。

生徒たちは、豚肉とみそを使った庄内地方版の「まんま芋煮」も考えたいと、意欲を見せていた。
(2021年12月掲載)

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