広島県 進徳女子高校 | 将来の食糧危機救う昆虫食 コオロギレシピを開発し、社会に発信 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

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将来の食糧危機救う昆虫食 コオロギレシピを開発し、社会に発信

広島県 進徳女子高校 SDGs同好会のみなさん

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浄土真宗の教えを学びの基本とする進徳女子高校。創立以来110余年、生徒たちは仏教を通して自らを深く見つめ、人間の真のあり方・生き方を考え、地域社会への貢献活動などに生かしてきた。また、国連が進めるSDGs(持続可能な開発目標)にも積極的で、2021年6月、有志生徒が立ち上げた「SDGs同好会」は、世界人口の増加で将来予想される食料危機を見据え、「昆虫食を世界に広める活動」に取り組んでいる。昆虫食は高たんぱくなど栄養価に優れ、牛、豚、鶏肉よりも環境負荷が少なく、地球温暖化問題対策にも貢献するとされている。

同会が現在進めているのが、食用コオロギの飼育と食用コオロギを使ったオリジナルレシピの開発だ。活動のきっかけは、廿日市市の廃油リサイクル会社が食用コオロギを養殖しているのを知ったことから。昨秋、生徒たちはリサイクル会社から乾燥・冷凍コオロギを提供してもらい、家庭で楽しめるレシピ作りをスタートさせた。食用コオロギは香ばしく、エビのような食感が特徴といい、生徒たちは天ぷらや素揚げ、粉末にして生地に練りこんだクッキーなどのメニューを開発。見た目への抵抗感もあり、初めはなかなか食べられなかったという生徒は「工夫すれば、食材としての幅はどんどん広がっていくと思う」と話す。本年度中にメニューを充実させ、会員制交流サイト(SNS)で発信するのが目標といい、6月開催の文化祭で来場者にオリジナル料理を提供すると共に、商品化も考えているという。食べることで昆虫食の魅力を知ってもらい、多くの家庭の食卓に並ぶのが夢と力を込める。

広島県 進徳女子高校 SDGs同好会のみなさん2

(2022年2月掲載)

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