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善きことをした高校生達
世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。
新しい積み木ができました!~邑南町との協働事業ウッドスタートのとりくみ~
島根県 石見養護学校高等部のみなさん
島根県立石見養護学校のある邑南町は「日本一の子育て村構想」を推進しています。様々な取り組みの一つに、1歳半健診を受けた親子に、本校高等部木工班の生徒が作る積み木「おおなんみんなのつみき」を贈る活動があります。
2015年度(平成27年度)の「おおなんドリーム 学びのつどい」(※1)で、当時の高等部1年生が「自分たちが作った積み木をプレゼントしたい」と提案し、その翌春から邑南町役場を中心に関係機関と連携した活動が始まりました。そして、2017年度(平成29年度)に全国的な「ウッドスタート」という木育事業として邑南町に導入され、現在に至っています。
そして、5年がたった今年、近隣の矢上高校生が考えたデザインを一新しました。今回は、本校木工班生徒が、デザイナーの方や役場の担当の方と一緒に、半年かけてリニューアルしました。振ると音がするオオサンショウウオに見立てた四角の積み木と様々な大きさの四角い積み木が全部で15個あります。サクラ、ヒノキ、クリ、コナラなどの地元産材を使っていることも、こだわりの一つです。
生徒たちは、先輩の思いを受け継ぎ、作業学習で制作に取り組んでいます。生徒数減少で今年度は木工班だけではなく、高等部全体で取り組み始めています。
今年度4月21日、第1回目の1歳半健診が行われました。積み木の贈呈は直接、生徒が行っています。この積み木にこめられたみんなの願いや自分たちの思いをまとめた冊子とともに訪れた7組の親子にプレゼントしました。
積み木製作には、役場を始め、材料の地元産材を準備してくださる企業や様々な人が関わってくださっています。そういった皆さんを代表して、積み木の贈呈をしていることを忘れずに受け継いでいきます。また、積み木を見た時の赤ちゃんの笑顔を思い浮かべながら、これからも制作に励んでいきます。
※1「おおなんドリーム 学びのつどい」とは、邑南町内の小学生、中学生、高校生、大人が一堂に会し、邑南町の良さや暮らしの課題について学びまとめたことを自分たちの夢や願いを込めてプレゼンし、互いに聞き合い意見交換する場。
(2022年5月掲載)
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