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善きことをした高校生達
世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。
地元産木材でプレート製作 木の温もり感じてと保育所に寄贈
三重県 伊勢工業高校 高校生工務店のみなさん
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1896年創立の三重県立伊勢工業高校。120年を超える伝統として、生徒たちは日々の学びを通して地域を担う人材となるよう努めると共に、習得した技術・知識を活かして、地域に貢献する活動にも主体的に取り組んでいる。2021年秋には、建築科の生徒が、三重県菰野町の自然公園「三重県民の森」内に開設された木育施設を設計。自分たちで製作した木製看板も贈呈している。
2022年度より伊勢工業の生徒が、これまで学んできた「ものづくり」を通じて地域の困りごと(課題)を解決し、お世話になった人たちに感謝の気持ちを伝える活動として、伊勢工業高校地域連携プロジェクト(プロジェクト名「高校生工務店」)を開始した。5月には機械科、電気科、建築科から参加した8人の生徒が、高校生工務店の一環として、「幼稚園・保育所等へのクラスプレートづくり」に取り組み、度会(わたらい)町の長原保育所に寄贈した。
同校の校長が以前、度会町の高校に勤務していたことから、同町の保育所にプレートを贈ることを提案。生徒たちも賛同し、子供たちに木の魅力を伝えようと、5つあるクラスと職員室などに設置する木製プレートを作ることになった。
製作したのは20センチ四方のクラスプレートなど18枚。地域の林業会社から提供された地元産スギを使って建築科生徒がプレートのデザイン、機械科生徒が金具の加工、電気科生徒がプレートにレーザーで刻印をと、各科で学んだ技術を活かして仕上げた。
長原保育所で行われた贈呈式には度会町長と4人の生徒が参加し、同保育所の代表にプレートを手渡した。町長から感謝の言葉を贈られた生徒たちは「子どもたちに喜んでもらえるよう、かわいいデザインを心がけた」「ふるさとの木に触れ、その温もり、優しさを感じて、地元への誇りと愛する心を育んでほしい」「今回の取組を経験して、ものづくりとは、ただその空間に物を作り出すだけでなく、それにかかわった人たちの生活を豊かにし、喜ばせたりするということを実感した。」と話していた。
なお、近隣の2つの保育所にも木のプレートを贈る予定という。
(2022年6月掲載)
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