長野県 長野工業高校定時制 | 夏休み子供体験教室で作る楽しさ教え、地域貢献に意欲 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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夏休み子供体験教室で作る楽しさ教え、地域貢献に意欲

長野県 長野工業高校定時制 長光プロジェクトのみなさん

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2016年、長野県長野工業高等学校全日制の機械科(現・機械工学科)の3年生の課題研究としてスタートした「長光プロジェクト」。日々の学習で培った知識と技術を駆使して、社会貢献をテーマにものづくりを進める活動で、その特徴は、身近で安価な日用品や廃材を活用するなど、SDGsの精神にも則っていることだ。

これまでに、中高生の夜間の交通事故防止を目的とした反射材ストラップ、壊れた車いすの修理・再生、足踏み式消毒液スタンドの老人福祉センターへの寄贈など、多彩な活動を展開してきた。

そして今年度、「長光プロジェクト」は、同校定時制の基礎工学科の4年生へバトンタッチされた。

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定時制の生徒たちも貢献活動に熱心で、建築科の4年生が課題研究の時間に、校内のドアの鍵を改修するなどしている。

今年8月には、定時制の「長光プロジェクト」の活動として、かがやきひろば安茂里(安茂里老人福祉センター)が開催する『夏休み子供体験教室』の「高校生から学ぶ工作」の先生役を務めた。

当日は参加した6人の子供たちに、ペットボトルを使った「浮沈子」の作り方と遊び方を教えた。

まず、ストローでタコやイカを作成。それを水の入ったペットボトルに入れてふたを閉め、両手でペットボトルを押すと中に入れたタコやイカが下に沈み、手を離すと浮いてくる不思議な現象に、子供たちは驚いた様子で、何度もペットボトルを押したり離したりしていた。

授業や仕事の合間に、子供たちがわかりやすく楽しく工作できるよう準備してきたという生徒は、「予想以上に楽しんでくれた」と笑顔で話し、機械工学科から引き継いだ「長光プロジェクト」での地域貢献活動に意欲を見せていた。
(2022年10月掲載)

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