広島県 吉田高校 | 大粒ブドウを栽培、地域の特産品に 「ふるさと納税」返礼品に選出 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

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大粒ブドウを栽培、地域の特産品に 「ふるさと納税」返礼品に選出

広島県 吉田高校 アグリビジネス科のみなさん

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広島県立吉田高等学校アグリビジネス科の生徒が育てるブドウが、県内の農業科のある高校では初めて、地元の「ふるさと納税」の返礼品に選ばれた。

同校のブドウ栽培は60年程前からで、現在は、新たな地域特産品を目指して、ピオーネやシャインマスカットなど人気の高い大粒系ブドウを主力に8品種を栽培。生徒たちは、実ったときの房の形を考えながら生育中の粒の間引きや葉の数の調整など、きめ細かな管理を心がけている。品質の良いブドウを作って消費者に喜んでもらいたいという思いからだ。

例年9月初旬から道の駅へ出荷。甘くて美味しい「吉高(よしこう)のブドウ」として、入荷日は行列ができるほどの人気商品へと成長してきた。

広島県 吉田高校 アグリビジネス科のみなさん2 広島県 吉田高校 アグリビジネス科のみなさん3

この評判を聞いた地元の安芸高田市が、町の大きな魅力になると「ふるさと納税」の返礼品に選んだ。

同市に1万3000円以上寄付するとピオーネ、シャインマスカット、クイーンニーナの3品種の中から収穫に合わせて2品種が届けられる。

生徒たちは「良いブドウだな」と言ってもらえるよう、粒にへこみがないかなど徹底チェック。箱詰めする際も、ブドウが大きく見えるように緩衝材を敷き詰めるなどの工夫も。

同校の教諭は「全国のお客様に届けることで緊張感を持って、よりていねいな作業をするようになった」という。

今回は県内のほか東京都や愛知県、兵庫県などにも発送。「梱包がていねい」「実がきれいで、おいしかった」などの感想が寄せられているという。

来年も返礼品として出荷される予定といい、生徒たちは「今までは市内だけだったが、全国の人に食べてもらえてうれしい」と話していた。
(2022年11月掲載)

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