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善きことをした高校生達
世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。
福島復興に役立てて 市民と育て採取したヒマワリの種、5キロ送る
茨城県 竜ヶ崎南高校 生徒会のみなさん
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茨城県立竜ヶ崎南高校は、2022年春、創立40周年記念事業として、生徒会を中心とする「竜ヶ崎南高等学校ひまわりプロジェクト」を始動させた。福島市のNPO法人の「福島ひまわり里親プロジェクト」の一環で、同法人から種を里親として購入、栽培し、収穫した種を送り返す取り組み。種から取れた油はバイオ燃料として使われる他、種の袋詰めや油の採取は福島県二本松市の福祉作業所が行い、防災教育や雇用促進に役立てられる。
生徒会では市民と一緒にヒマワリを育てることを活動の柱とし、5月にNPO法人から1袋10個入りの種500袋を購入。うち400袋を竜ヶ崎市役所に置いたところ、賛同した多くの市民が持ち帰り栽培に協力した。残りの100袋は、校内に撒いた他、コミュニティセンターや保育園、中学校などに依頼、商店や企業からも協力の申し出があった。
同年夏、まちのあちこちでヒマワリの黄色い花が太陽に顔を向け、秋には種の採取が始まり、同校や市役所の回収箱に市民が種を持ち寄り、12月20日に市役所で開かれた報告会で市長らから生徒会長が3・5キロ超の種が入った回収箱を受け取った。2023年1月半ばには合計5キロを超え、3月11日に福島県富岡市で行われる「ひまわり甲子園」での発表時に持参する予定だ。
また生徒では協力者への感謝を込めて「“絆”カルタ」を制作。プロジェクトに関わった龍ケ崎市、二本松市、福島市の名所や名物を英語で紹介している。3市やNPO法人、龍ケ崎市内の小中学校などに寄贈する。
生徒会のメンバーは「福島の復興支援に何らかの形で関わりたいと思っていた。地元の人の協力もうれしく、種も予想以上に回収できた」と感謝し、「種と一緒に、私たちの思いも届いて欲しい」と話していた。
(2023年2月掲載)
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