和歌山県 串本古座高校 | トルコ地震 130年続く友好の思い込め、支援の募金活動 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

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トルコ地震 130年続く友好の思い込め、支援の募金活動

和歌山県 串本古座高校 生徒会のみなさん

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今年2月6日、トルコ南部で起きた大地震により大きな被害が出ている、とのニュースを見た和歌山県立串本古座高校の生徒たちは、被災地支援のための募金活動を行った。

同校のある串本町は、1890年、台風により樫野埼沖で遭難したオスマン帝国(現トルコ)の軍艦「エルトゥールル号」の乗組員を、住民が命懸けで救助にあたった。以来友好関係が続いており、生徒たちもトルコのことを身近に感じており、今回の支援活動に繋がった。

同校では、2020年にエーゲ海沖で起きた大地震で被災したトルコを応援する活動を行っている。今回は生徒会を中心に生徒や教職員に義援金を募った他、地域への貢献やボランティア活動に取り組むCGS(地域包括的支援)部が、2月11日に開いた樫野埼灯台内部一般公開イベントで、部員たちが参加者に募金の協力を呼びかけた。トルコの惨状に何かしたかったという参加者が、次々と募金に応じていた。

14日、生徒会代表が同町役場を訪問。町民や校内で集めた義援金約4万5千円を町長に手渡した。町長は生徒たちの一早い募金活動に感謝し、「17日に在日トルコ大使館に訪問する予定で、大使にお渡ししたい」と話し、町では、トルコ支援に長いスパンでの協力体制、息の長い活動を考えており「ぜひとも皆さんも取り組んでくれたら」と期待する。

「小さい頃からトルコと串本町の関係について学んできたので、何かしなければと思った」という生徒たち。今後も街頭で地域の人々に呼びかける他、生徒・保護者にも協力を訴えたいと語り、チャリティーバザーの開催も考えたいと話していた。

(2023年3月掲載)

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