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善きことをした高校生達
世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。
石川県に貢献したい 能登の特産品を販売し、被災地支援
長野県 豊科高校 生徒会のみなさん
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2024年1月1日、石川県の能登半島で発生した能登半島地震。輪島市や珠洲市などに多大な被害をもたらした。
長野県豊科高等学校(安曇野市)の生徒会は、「自分たちにできることをしたい」と、被災地支援を学校に提案。同校から珠洲市の石川県立飯田高等学校に支援の協力を申し出、生徒会同士で支援の形を話し合うことになった。
4月からオンラインで意見を交換し、両校の文化祭でそれぞれの地域の特産品を交換して販売する活動を企画。5月、6月のオンライン会議で実現に向けてより具体的な話し合いを行った。その結果、7月6、7日に開催する豊科高校の文化祭「豊高祭」では、「復興ブース」を設けて能登の特産物の販売や、飯田高校の生徒がオンラインで能登半島地震に関しての「発表会」を実施することになった。
そして文化祭当日。「復興ブース」には、種類多く取り揃えた塩や干し椎茸、塩サイダー、クッキーなど、飯田高校のビジネスコースの生徒が選んだ能登特産の25品が並べられた。
午前10時の一般公開と同時に多くの市民がブースを訪れ、「少しでも石川県に貢献できたら」と次々と商品を購入し、塩田に海水をまいて作った塩などすぐに完売する商品も。
飯田高校の生徒による「発表会」では、地震発生時や現在の生活状況、震災の教訓などの話を聞き、その会場にいた生徒や地域住民は、いつどこで合うか分からない災害への防災意識を高めていた。
「復興ブース」で販売した商品の利益は、飯田高校に全額贈与される。さらに8月31日から2日間開催の飯田高校の文化祭には、今回の豊科高校の活動に賛同した企業の商品が無償提供された。
(2024年8月掲載)
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