京都府 修学院中学校 | 地域を元気にとバザー開催 収益金をフィリピン貧困地支援に寄付 | 善きことをした小・中学生達 - 日本の学校

善きことをした小学生・中学生達

世のため、人のために立派な行いをしている小学生・中学生達を紹介します。
子供達の活躍を、ぜひご覧ください。

地域を元気にとバザー開催 収益金をフィリピン貧困地支援に寄付

京都府 修学院中学校 3年生の皆さん

「世界でいちばん通いたい学校」を目標とする京都市立修学院中学校(京都市左京区)の生徒は、日頃から様々な活動を行っている。起業家精神を養う活動もそのひとつ。これは、同校が平成15年度から実施している「アントレプレナー教育(起業家教育)」の一環で、昨年10月29日には、3年生約230人が初めての起業企画として、地域の活性化とフィリピン貧困地支援を目的としたバザー開催に取り組んだ。

プロジェクトのタイトルは「おいで安!修学院一乗寺10・29バザー」。当日は地元の一乗寺商店街の協力を得て、各店舗の軒先で生徒手づくりの小物や雑貨などを販売した他、銀行の駐車場を借りてバザーを実施し、41万3891円の収益を得た。

そして今年の3月14日、3年生は卒業式の練習後、NPO法人(非営利活動法人)の「ACCE(アクセス)」(事務局・伏見区)のスタッフを招き、バザーの収益金を寄贈した。

京都府 修学院中学校 3年生の皆さん2 京都府 修学院中学校 3年生の皆さん3

修学院中学では、フィリピン貧困地の子供たちの教育支援や暮らしを支える養豚プロジェクトなどを推進している「ACCE」と以前から協力関係にあり、生徒会を中心に、文房具やアルミ缶回収活動などで得た資金を提供している。

贈呈式に参加した生徒は、「地元の商店街を元気づけ、さらにフィリピンの人々の生活支援をする、というバザーの目的を、生徒の力で成し遂げることができた」「小物制作の指導をしてくれた地域の方々や、快くお店の軒先を貸してくれた商店街の皆さん、そしてバザーで私たちの手づくり商品を買ってくれた皆さんに感謝したい」と話していた。

また、同校では昨年12月、生徒会執行部が「ACCE」に協力し、フィリピンのバサイ市アベロクロス都市貧民街の母親たちが手づくりしたクリスマスカードを販売。「子どもの教科書の購入や、生活資金を得るための養豚支援に生かしてほしい」と収益金を寄贈している。

赤い羽根共同募金活動や校内外の清掃活動の他、修学院第二社会福祉協議会に協力し、校区の小学校で児童が登下校する際、安全を見守る運動も行っている同校生徒たち。

彼らのこうした活動は、安心と元気を与えてくれると、地域の人々から高く評価されている。
(2006年5月掲載)

あなたのまわりの素晴らしき小学生・中学生/善きことをした小学生・中学生をご紹介ください。
掲載につきましては、小社にて検討させて頂くことがあります。
メールに氏名(団体名)、都道府県、小学校名・中学校名、学年、あなたのお名前、お電話番号、住所、情報源、記事内容をご明記の上、「日本の学校」編集部へお送りください。
この内容についてのお問い合わせ・ご感想はこちらまで( webadmin@js-corp.co.jp )

中学校オススメコンテンツ
私立中学校のパンフレット取り寄せ 入試過去問題
塾情報
JS日本の塾
気になる学校を調べよう
中学校情報
お役立ち記事
私の幼少期~両親の教え~

株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一