福岡県 弓削田小学校 | 手作りの梅干しを販売 売上金の一部を民生事業団に寄付 | 善きことをした小・中学生達 - 日本の学校

善きことをした小学生・中学生達

世のため、人のために立派な行いをしている小学生・中学生達を紹介します。
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手作りの梅干しを販売 売上金の一部を民生事業団に寄付

福岡県 弓削田小学校 6年生のみなさん

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かつて筑豊最大の炭都として日本の発展を支えたまち、福岡県田川市に、明治初期に創立し、昨年4月、市立船尾小学校と統合、新たに生まれ変わった市立弓削田小学校がある。

“豊かな心をもち 自ら学び実践する 心身ともに健康な子どもの育成”を教育目標とする同校の児童は、やさしさと思いやりに満ちた子供たちだ。

今年の3月16日には、6年生68人が手作りし、地域で販売した梅干しの収益金から1万円を、「社会福祉に役立てて」と西日本新聞民生事業団に寄託した。

児童の梅干しづくりは、食べ物の大切さを学ぼうと2007年度から始まった。校内の梅の木の実を使用、09年度は、地域の住民の協力得て約50キロの梅の実を準備した。

「梅の実の収穫作業は面白かった」と話す6年生は、まず梅の実を塩漬けに。続いて1年生が育てたシソの汁に漬けた後、天日に干し、さらに熟成させて完成した。

見栄えも味も自信の梅干しを、「何かに役立てたい」と児童の間から声があがった。そこでみんなで考え、1月に行われる地域の「どんど焼きまつり」で販売し、その収益金を民生事業団に寄付することを決めた。

そして、まつりの当日、「酸っぱいけど美味しいよ」の子供たちの声に、見物客も足を止め、用意した340パック(1パック100円)の梅干しは、たちまち完売。「スゴイ!」と大喜びの子供たちは、「私たちが作った梅干しを通して、社会に貢献できるなんて、とてもうれしい」と、笑顔で話していた。

(2010年4月掲載)

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