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善きことをした小学生・中学生達
世のため、人のために立派な行いをしている小学生・中学生達を紹介します。
子供達の活躍を、ぜひご覧ください。
被災地の子どもたちへ「あきらめないで」とモザイク画を贈る
大阪府 豊川北小学校 4年生のみなさん
>この学校を詳しく知ろう
大阪府北摂地域に位置し、大阪のベッドタウンとして発展する箕面市。箕面滝や勝尾寺、龍安寺などの名所などで知られる同市で、10番目の小学校として創立した豊川北小学校。「輝け!笑顔いっぱい豊北っ子」を教育目標とする同校の児童は、日々の学校生活を通して“いたわりとやさしさを持つ子ども”“美しいものに感動し、豊かな表現力と想像力を持つ子ども”として成長している。
今年の6月には、4年生66人が東日本大震災で校舎が使えなくなった福島県いわき市立永崎小学校の児童を励まそうと、みんなで描いたモザイク画をプレゼントした。
子どもたちが、図工の授業のときに「被災地でがんばって暮らしている自分たちと同じ小学生を励ますために、元気が出るような作品を作って被災地に届けたい」とモザイク画の作成を発案。箕面市社会福祉協議会といわき市教育委員会が協力し、作品を送ることになった。
児童はみな、震災での出来事に胸を痛め、“力になれれば”との思いで作品作りに挑戦。色鮮やかな動物や花、昆虫、魚などなどのイラスト画と「福島県いわき市立永崎小学校のみなさんあきらめないで!」のメッセージを一文字ずつモザイクで描いた。デザインも「親しみやすく、見ていて元気になるものを…」と児童みんなで考えたものという。
そして、4月中旬から約2ヶ月かけて完成したモザイク画は、「作品を見てもらい、みんなに笑顔になってほしい」との子どもたちの願いを込めて、6月28日に発送され、翌29日、永崎小学校に無事到着した。
7月20日、永崎小学校の6年生から届いたお礼の手紙が、児童玄関前の掲示板に貼り出された。66人の4年生が心の込めて描いた作品を見て「勇気が出た」「心が熱くなった」などの感謝の言葉がつづられた手紙を、児童らは真剣な眼差しで読み、「助け合い、支えあい、励ましあうことの大切さ」を、改めて実感しているようだった。
(2011年7月掲載)
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