岩手県 一関市立興田(おきた)中学校 | 絵手紙カレンダーの収益金で、シイタケ農家を応援 | 善きことをした小・中学生達 - 日本の学校

善きことをした小学生・中学生達

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絵手紙カレンダーの収益金で、シイタケ農家を応援

岩手県 一関市立興田(おきた)中学校 20人の3年生

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岩手県内有数のシイタケ産地、一関市大東町の市立興田中学校の3年生が、東日本大震災からの復興に向け、産地復活を目指すシイタケ農家を励まそうと、昨年秋、カレンダー「がんばろう大東~絵手紙に希望をのせて~」を作製した。

生徒たちは、3年前から美術科の教諭の指導で絵手紙制作に取り組んで来た。2年前には、福島第一原発事故による出荷制限に苦しむ地元シイタケ農家を応援する絵手紙を描いた。

昨春、シイタケを様々な角度から描いた水彩画に、墨汁で書かれた「しいたけの力」「絶対負けねえ」などの言葉を添えた絵手紙を見た平泉農協椎茸部会の会員は、「産地の復活を掲げていた時でもあり、興田中の生徒たちの絵手紙に勇気をもらった」と振り返る。

岩手県 一関市立興田(おきた)中学校 20人の3年生2

その後生徒たちは、学校に椎茸部会長を招いて産地の現状などを学習。その成果を踏まえ、「私たちがするべきことは~自分のために、地域のために、共に生きるために~」と設定し、生産者への継続的な支援策としてカレンダーを作製し、生産農家や公共施設などに配布した。生徒は「シイタケは大東のシンボル。生産者の皆さんが少しでも元気になればうれしい」と話す。

そして11月2日、3年生20人のシイタケ絵手紙を掲載したカレンダーを地区文化祭で販売。多くの市民が生徒の活動に共鳴し、購入していた。

生産者からは「若い人の支援はとても心強く、大きな励みになる」と感謝していた。

また、売上金は継続的に支援するための資金として充当される。
(2015年1月掲載)

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株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一